インドネシア料理はどれくらい辛い?
インドネシア料理に使われる調味料の素材
辛さの原因は主にトウガラシで、小さくて辛いものや、大きく真っ赤なのにそれほど辛くないものまで、料理によって使い分けられています。調味料は出来合いではなく、チョベッという石臼のような道具でその都度すり潰して作ります。香りが立ち上るスパイシーな調味料はインドネシア料理には欠かせないものなのです。
さて、そんなバリの辛い料理、日本人の舌と胃袋には刺激が強過ぎるのでは、と心配するかもしれませんが、サンバルという辛さを調整する調味料の使い加減さえわかれば意外と大丈夫な料理もたくさんあります。今回は初級から上級までを紹介していきます。
初級編/定番中の定番「ナシ・ゴレン&ミーゴレン」
中華風のナシ・ゴレン
ナシ・ゴレンの価格はワルン(ローカル食堂)では日本円で約100円くらい。野菜や肉、あるいはシーフードをご飯と炒めて調味料で味を調えるだけの簡単な調理です。観光客向けのレストランでは、ナシ・ゴレンの他にサテ(串焼きの肉)やクルプッ(揚げせんべい)などがつきます。豪勢なナシ・ゴレンは10万ルピア(日本円で約1000円)という価格にもなります。日本のチャーハンみたいなので、子供にも受け入れられる料理です。
日本の焼きそばのようなミー・ゴレン
店によって辛さの度合いも違うので、辛いのが苦手な場合は、注文をするときにウエイターに辛くしないで、と念を押しておきましょう。英語で伝えても大丈夫とは思いますが、地元のワルンなどでは英語+インドネシア語で「ノー、プダス」(プダスは辛いの意味)あるいは、もうちょっとインドネシア語が使えるなら、「ティダッ マウ プダス」(辛くしないで)などと伝えると良いでしょう。