やがて手狭になり一戸建てを建てるための土地を探している時に、たまたま元和菓子屋だった築80年を超える古民家に出会いました。そしてここをリノベーションしてパートナーと2人で住むことを決めたのです。
街道沿いに残った古家
1. 街道の反対側から見た外観。古い商家の面影を残す。 |
2. 歩道から約2m後退しているので道行く人の目を魅く。 |
3. アプローチから玄関を見る。手前の植栽はオスマンサスの木。 |
4. 玄関。格子戸と上部の明り取りのガラスが外の光を呼び込む。 |
交通量の多い杉並区の街道沿いに、瓦屋根も立派な2階建ての古民家が、中規模のビルに左右を挟まれるようにして建っています。元和菓子屋だった名残で、1階が間口いっぱいに木製のガラスの引戸が開く造りになっています。
正面左側の砂利敷きのアプローチを進むと、やがて風情のある細かい格子戸の玄関にたどり着きます。玄関を入ると壁いっぱいに靴が並んだ棚が出迎えてくれます。
◆建築データと建築家プロフィール