水天宮前駅から近い日本橋蠣殻町のすし店「都寿司」
老舗店の多い甘酒横丁などがある人形町や水天宮付近のエリア。地下鉄半蔵門線の水天宮前駅6番出口をまっすぐ進んで2分程度の場所に、すし店「都寿司」があります。住所で言うと日本橋蠣殻町で、茅場町駅からも近い立地です。大きな新大橋通りに面した同店は、一見小さな街のお寿司屋さん風情。それほど威圧感のある店構えではないですね。気軽に立ち寄れそうな印象です。
創業は1887年(明治20年)
都寿司の創業は店名看板にも記載されていますが、1887年(明治20年)です。そんな同店が営業を開始した1887年とは、どんな時代背景だったのでしょうか……。
この年の出来事に、時に首相、伊藤博文邸での仮面舞踏会があります。行き過ぎた欧化政策への反感を買うなどの動きにもなったイベントです。日本初の上水道が横浜に完成。江戸から明治に入っても、まだまだ木造家屋の時代ということから、東京日本橋や富山の大火の史実が残るのもこの年のこと。そんな中、都寿司もその歩みを始めています。