2種類のファイアーエムブレムif
パッケージが2種類というと、真っ先に思い出すのはポケモンですが、ポケモンの売り方とはずいぶん違うようです
しかしどうやら、ポケモンシリーズや妖怪ウォッチ2のような、大部分は同じで、登場するポケモンや妖怪などが違う、というのとは、どうやら異なるようです。白夜王国の方が簡単で、暗夜王国の方が難易度が高い、という難易度の話であると理解している人もいるかもしれません。それは間違ってはいませんが、実は正確ではないです。何しろ、ストーリー、仲間になるキャラクター、ゲームのシステムからマップに至るまで違うというのですから。
白夜王国と暗夜王国は何が違うのか、どちらを選んだらいいのか、そんなお話をしてみたいと思います。そのためには、ファイアーエムブレムifがなぜこのようなやり方をしているか、というところから説明する必要があります。
リセットと難易度
お気に入りのキャラクターが不運の事故でやられてしまった悲しみは、耐えられないものがあります
ちょっとした油断や不運から味方を失うことがありつつも、どんどん仲間は見つかりますから、生き残った仲間と共に進めばいいわけです。ガイドも子どもの頃に初めてプレイした時は、そんな風に遊びました。ジェイガン…ありがとう、さようなら。
しかし一方で、キャラクターに思い入れを持って、誰1人欠かさずにクリアしようと、そういう人達もたくさんいました。そうすると難易度は跳ね上がります。何しろ、順調に進めていても、予期せぬ敵の増援で誰かが倒されてしまえばリセット。増援も打倒し、ボスまで到達しても、運悪くボスに必殺の一撃をくらってしまえばそれでリセット。リセットリセットリセット、リセットの嵐です。
なんだか大変そうにも思えるんですが、ゲームというのは不思議なものです。このリセットの嵐が何とも言えない緊張感を生み出し、ユーザーを魅了していきます。しかしそれは、ファイアーエムブレムというシリーズが抱える苦悩の始まりでもありました。