今日の彼、明日の私
ガイド:では、本題に入りましょう。前回に続いて、シングル2曲を同時配信。「今日の彼、明日の私」は、ミニマルだけど、ぶどうらしい初期ニューウェイヴの衝動があります。タイトルがなんだか私小説的ですね。そんな気分だったのでしょうか? ちなみに僕の中では「今日のカレー」(笑)。
今日の彼、明日の私 (iTunes)
ぶどう÷グレープ 2 NEW SINGLES!!! #2 (YouTube)
ながい÷グレープ:
シンプル、無機質なハンマービートでジャーマンぽいところもありますね。映画的な雰囲気が出せたらと思って、作品を練り上げていきました。タイトルに関してはですね、もう一曲の「博士に相談」が、リハやる毎にあーでもないこーでもないと、アレンジが変わっていったので、常にそれらを録音してた74÷グレープが、「レコーダーに”今日の博士”というトラック名が貯まりました~」と言ったんですよ。”今日の博士”って良い響きだなと思って、その感じをこっちの曲に使いました。
ガイド:
くみんこさんと74(ナホ)さんのデュエットから始まりますが、お二人はどんな関係なのでしょう?姉妹っぽいとか…
くみんこ÷グレープ:
74÷グレープがぶどう÷グレープに入ることが決まったとき、私の頭の中には、男まさりにベースをかきならす、ベーシストとしての74÷グレープが浮かびました。うん、あんなかっこいい女子がシンセ弾いたらイイに決まってる。とっても楽しみでした。音のセンスも良くて、シンセでがっつりバンドやるのが初めてだなんて信じられません。
歌も、一緒に歌う相手や曲の感じに合わせて色々と工夫してくれて、二作続けてフルデュエットでしたが、74÷グレープだからこそだと思います。ぶどうは全員がかなり家族感あるん ですけど、たしかに74÷グレープもお姉ちゃんぽいかも。静かに困ってるときにそっと助けてくれます。
ながい÷グレープ:
2人の声が合わさると、寂しい空き地で童謡唄ってるような、ひんやり感が出るんですよね。アルバム『アムステルダム』に入ってた「The End」も良かったし。