金沢っ子に人気のおすすめパワースポットを巡ってエネルギーをチャージ
多くの“気”が集まり、魂が浄化され心身ともに癒されるパワースポット。金沢にも古くから聖なる場所として崇められてきた神社が数多くあり、今回は観光しながら気軽に回れる神社をご利益別にご紹介。悩める乙女は必見です!1. 石浦神社(いしうらじんじゃ)
恋に効く金沢最古の神社。花嫁道中ができる神前式も人気!
金沢を代表する観光名所である兼六園、金沢城公園、金沢21世紀美術館に囲まれるように建っている石浦神社。街の中にありながら、そのご由緒は大変古く、何と西暦547年の古墳時代に草創された金沢最古の神社です。歴代藩主の崇敬も厚く、2代藩主の利長は社殿を再建し、5代綱紀は妻の出産の際に安産を祈願したと伝えられています。 大国主大神(縁結び・家内安全)、大山咋大神(厄除・八方・安産)、菊理媛大神(仲執り・縁結び)、天照皇大神(制度・法律・刑法)、天兒屋根大神(知恵)、市杵島姫大神(外難防禦)、誉田別大神の7柱を御祭神とし、ご利益も多岐に渡りますが、2柱の縁結びの神様が祀られていることから恋愛成就を願って訪れる人が大半。 好立地を活かした神社から各名所までの花嫁道中ができる神前式も人気で、特に気候がいい3月、5月、10月は周辺をしずしずと歩く花嫁の姿をちらほら見かけます。
石浦神社ではまた、神社がある広坂周辺のにぎわい創出を目的に夏は境内でビアガーデンがオープンしたり、11月には酉の市が開催されたりと折々にユニークなイベントを行っているので、興味がある人は小まめにHPのチェックを! ■石浦神社
住所:〒920-0964 金沢市本多町3-1-30
TEL:076-231-3314
参拝時間:終日開放
定休日:無休
参拝料金:無料
<石浦神社へのアクセス>
JR金沢駅兼六園口、金沢港口からバスで10分、香林坊(アトリオ前)下車、徒歩5分。路線バスのほか、周遊バスやシャトルバスなど数種類のバスがあるので、詳しくは石浦神社公式サイトのアクセス情報をご覧ください。
2. 金澤神社(かなざわじんじゃ)
兼六園に行ったら立ち寄りたい、金沢屈指の学業成就の神社
“学問の神様”として知られる菅原道真を御祭神とする金澤神社は寛政6年(1794年)、11代藩主前田治脩(はるなが)によって藩校明倫堂の鎮守社として創建されたのが始まり。元は竹沢御殿御鎮守天満宮と称され、兼六園の敷地内にありました。元々藩主の個人的な祈願所として創建されたため、長らく一般庶民の参拝は許されていませんでしたが、明治7年に兼六園が一般開放されたのを機に、金澤神社も誰もが自由に参拝できるように。 菅原道真以外にも相殿に白蛇竜神(災難除け・金運の神)、稲荷社に白阿紫稲荷大明神(商売繁盛の神)が合わせて祀られています。また境内には金沢のパワースポットとして名高い、芋掘り藤五郎が芋を洗って砂金が出た「金城霊沢(きんじょうれいたく)」や、藩政時代末期に現在の七尾市町屋町から移された「いぼとり石(その名の通り、いぼを石に当てて擦るといぼが取れると言われている不思議な石)」があるので、立ち寄るのをお忘れなく。 また手水舎の水はカルシウム・鉄分を多く含んだ名水で、貧血や心臓の衰弱に効果があると言われています。百万石まつりの百万石茶会や寒糊炊きにも使用されているので、安心して飲んでくださいね。
■金澤神社
住所:〒920-0936 金沢市兼六町1-3
TEL:076-261-0502
参拝時間:終日開放
定休日:無休
参拝料金:無料
<金澤神社へのアクセス>
JR金沢駅兼六園口、金沢港口からバスで10分~15分。路線バスのほか、周遊バスやシャトルバスなど数種類のバスがあるので、詳しくは金澤神社公式サイトのアクセス情報をご覧ください。
3. 久保市乙剣宮(くぼいちおとつるぎぐう)
金沢発祥の地にひっそりと佇む、商売繁盛の神様
金沢三茶屋街のひとつ、主計町茶屋街のすぐ裏手にある久保市乙剣宮(くぼいちおとつるぎぐう)は前述の石浦神社、金澤神社と違ってメジャーとは言い難い神社ですが、個人的に一押しの神社です。というのも、実際にご利益があったから。しかも立て続けに2回も。御祭神は素盞鳴命もしくは白山第四の御子神・乙剣明神(文献によって違うのではっきりしていません)で商売繁盛を始め、一家繁栄、家内安全、交通安全にご利益があります。 久保市乙剣宮がある下新町や尾張町周辺は商工業者が住んでいた場所で、今も昔ながらの商店が軒を連ねる商人の町。商人の守り神としてぴったりですが、実は神社は町が形成される遥か以前から存在しているのです。
正確な創建年代はわからないもののその歴史は古く、平安時代初期に産土神として「乙剣大明神」と称し、創建されたのが始まりとされています。その後、鎌倉時代になると門前に市場が形成され、それが藩政期の城下町へと発展。
境内の裏手にある主計町茶屋街へと抜ける「暗がり坂」。明るく見えますが、階段を下りていくと建物の陰になっているので薄暗いです。
境内の裏手には主計町茶屋街へと抜ける暗がり坂があり、その名の通り日中でもあまり日が当たらない薄暗いこの坂は、かつては人目を忍んで花街に遊びに行く旦那衆が利用したとか。 また神社の向かいには明治の文豪・泉鏡花の生家があり、鏡花も子供の頃はよく境内で遊んでいたことから句碑が建立されています。
■久保市乙剣宮
住所:〒920-0910 金沢市下新町6-21
TEL:076-221-2894
参拝時間:終日開放
定休日:無休
参拝料金:無料
<久保市乙剣宮へのアクセス>
JR金沢駅兼六園口より森本方面行バス10分、尾張町下車徒歩2分。詳しくは石川県神社庁の公式サイトをご覧ください。
4. 金剱宮(きんけんぐう)
最強の金運を呼び込む、高レベルエネルギースポット
船井総研の創業者である船井幸雄氏の“お金に困りたくなかったら、ここをお参りするといい”という言葉から金運アップの神社としてその名が全国に知れ渡った金剱宮(きんけんぐう)。白山七社の1つに数えられ、最初に紹介した石浦神社が金沢最古なら、こちらは北陸最古。今から遡ること2000年以上も前の紀元前95年(崇神天皇3年)に創建されたと伝えられる古社中の古社です。 御祭神は天津彦彦穂瓊々杵尊(開運福徳、勝負運、家内安全)、事代主神(商売繁盛、福徳円満)、大国主命(厄除け、縁結び、夫婦和合、病気平癒)、猿田彦命(家業繁栄、交通安全、病気平癒、開運)、日本武尊(出世、開運、厄除け、商売繁盛、縁結び、交通安全、金運)、大山昨命(酒造守護)、菅原道真の7柱。 境内には乙剣宮、金刀比羅宮、丈六宮、粟島神社、金剱宮恵比須社、招魂社があり、総面積は6188坪余り。多数の木々が生い茂り、社殿の後ろは県指定天然記念物の「金剱宮社叢ウラジロガシ林」が広がっています。
船井氏曰く、金剱宮はマイナスイオンが満ちていて高レベルのエネルギースポットなのだとか。ぜひ自然が持つ神秘的なエネルギーを感じながらゆっくり時間をかけてお参りしましょう。 そして最後は忘れずに金運上昇御守り(500円)と三種の神器御守り(500円)をゲットしてくださいね。財布の中に入れておく七福神の御守りがついた100円おみくじもおすすめです。
■金剱宮
住所:〒920-2123 白山市鶴来日詰町巳118
TEL:076-272-0131
参拝時間:終日開放
定休日:無休
参拝料金:無料
<金剱宮へのアクセス>
JR金沢駅兼六園口、金沢港口からバスで16分、野町駅バス停下車→北陸鉄道石川線乗車、野町駅より28分→終点の鶴来駅から徒歩10分。
5. 白山比め神社(しらやまひめじんじゃ)
白き神々の座・霊峰白山を御神体とする白山神社で良縁祈願
全国約3千社に上る白山神社の総本宮であり、加賀一の宮として古来より篤い崇敬を受けてきた白山比め神社(※「め」の字は口へんに羊)。紀元前91年(崇神天皇7年)に創建された、先の金剱宮に続き、こちらも大変歴史が深い神社です。
白山比め大神(菊理媛尊)、伊弉諾尊、伊弉冉尊の3柱を御祭神とし、五穀豊穣・大漁満足・開運招福・家内安全・良縁成就・交通安全・生業繁栄・学業成就・身体健全・夫婦円満・福徳長寿・家運長久・子孫繁栄・神人和楽など多くのご利益がありますが、中でも主祭神の菊理媛は大変なパワーを持つ神様で、加賀で縁結び・恋愛成就祈願と言えば、真っ先に名前が挙がるのがこの白山比め神社(能登は能登一の宮・氣多大社)。
2014年からは「恋のしらやまさん」と銘打った、金沢から北陸鉄道石川線の電車に乗って白山比め神社と鶴来の町をまとめて堪能できるミニツアーが企画され、旅行者にはさらに便利になりました。金沢駅の北鉄駅前センターや北鉄 野町駅で電車の乗車券+バス乗車券+和菓子券+辻占券がセットになった、とってもお得な切符「恋のしらやまさんきっぷ(2000円)」が販売されているので、ぜひご利用ください。 ■白山比め神社
住所:〒920-2114 白山市三宮町ニ105-1
TEL:076-272-0680
参拝時間:終日開放
定休日:無休
参拝料金:無料
<白山比め神社へのアクセス>
JR金沢駅兼六園口、金沢港口からバスで16分、野町駅バス停下車→北陸鉄道石川線乗車、野町駅より28分→終点の鶴来駅からバスで8分、一の宮バス停下車、徒歩5分。
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