シンガポールで発見、インド風ロジャックの聖地!?

インド風ロジャックの聖地で食べ比べ

シンガポールにしかないインド料理、インド風ロジャック。ロジャックといえばフルーツや野菜が中心のマレー風ロジャック（シンガポールで一番美味しいと評判のマレー風ロジャックの紹介はこちら）もありますが、これとは別物。海老やフィッシュボールなどのフリッターを刻んで混ぜ合わせ、オリジナルの甘くてスパイシーなソースをかけた軽食です。

この、インド風ロジャックの2大ホーカーがあるのが、シンガポールの西部、Ayer Rajah Food Centre。ひとつは、別記事で紹介したHabib’s Indian Rojack ですが、もうひとつの有名店が実は同じ並びのわずか数軒離れただけの場所にあるのです。その名もAbdhus Salam Rojak。

こちらもHabiAbdhus Salamb'sと同じく、毎朝手作りする具材にこだわった、本格的な味わいが魅力の店です。定番の海老フリッター（2シンガポールドル）、お店で人気だと言うココナッツフリッター（70セント）、Vadalと呼ばれる南インドの豆の揚げ物（70セント）を注文しました。

どっちが美味しい？いよいよ実食！

登場したAbdhus Salamのインド風ロジャックがこちら。まずは味の決め手、チリソースを一口食べてみます。Habib’sの、ピーナッツのコクが強く、辛みのパンチが効いた濃厚なソースに比べ、フルーティーでパイナップルの香りが中心。辛さも控えめで、優しい味わいです。海老のフリッターも、海老の香りが強いHabib’sに対して、穏やかな味でした。
強い味わいが好みの方にはHabib’sを、さっぱりした繊細な味わいが好きな方にはAbdhus Salam をお勧めします。

お店一押しのココナッツフリッターは南国らしいココナッツの香りがパイナップルの印象が強いソースにベストマッチ。
vadal は中に唐辛子が入っていてシャープなスパイシーさがあり、外側がカリカリ、チリソースの甘さがふんわり包む印象です。

地元の人は、よくそれぞれに飲み物を注文して、真ん中にこのロジャックの大皿を置き、つまみながらおしゃべりに興じています。いわば、日本のお茶請け的な感覚のスナックです。具材を細かく刻むので、一口ずつ色々な味が食べたいという方は、大勢で訪れるのをおすすめします！ もうひとつの名店、Habib’sもすぐ近くにあるので、食べ比べても楽しいですよ。


＜DATA＞
■Abdhus Salam Rojak
営業時間：10:30～23:00（月曜休）
住所：Ayer Rajah Food Centre 503 West Coast Drive, #01-73
アクセス：シティエリアからタクシーで25分ほど