コードはペンダント照明の脇役

「ペンダント」は「吊り下げる」とか「ぶら下げる」といった意味があります。一般にペンダントと言えば首から下げる装身具、いわゆるネックレス・ペンダントをイメージするでしょうが、天井から吊り下げる照明器具のペンダントを思い浮かぶ人も少なくないと思います。

ペンダント器具はコード吊(キャブタイヤコードや丸打ちコード)で、器具が5kg以上の場合はワイヤーやチェンの補助が必要です。コードの色は一般に白か黒になりますが、照明器具のデザインによってはあらかじめカラーコードになっているのもあります。市販されているペンダント器具はコードの長さが決められていて、取り付ける高さによってコードの長さが余ったり、足りなくなったりすることがあります。長さが余る場合はコード長調整アダプタ(コードリール)を購入することでほぼ解決できるのです。

また、フランジの中に押し込める器具もあります。別に中間フックやコードハンガーなどで調整することも考えられますが、その場合コードの弛みを上手く処理しないと、それが目立ってしまうこともあります。(写真1)
コード長調整付きペンダント器具

写真1. コード長調整付きペンダント器具

天井高さのあるところから吊り下げる、あるいは食卓の上に付ける場合、食卓位置が引掛けシーリングクロゼットから離れている等の理由でコード長が足りないこともあります。そのときは別途費用がかかりますが、あらかじめメーカーにコード長を加工してもらうことも可能です。

全般照明用LEDペンダント

ペンダント器具は全般照明と局部照明用のタイプに大別されます。前者はもともと環型蛍光ランプ用の器具に多く、今日ではそれがLED光源に変わりつつあります。特に和室にあう和風デザイン器具はLED一体型でメーカーカタログに何畳用と記載されたいることが多いので、そのデータを目安に選べばよいです。

和風の全般照明用ペンダントといえばもう一つ和紙のグローブタイプでいわゆる提灯型があります。光源は落ち着いた雰囲気を得るために白熱電球もしくは電球色のLED電球が使われます。

全般照明用のペンダント器具は吹き抜け空間に付けられることもあります。吹き抜けのスケールにもよりますが、特に装飾的な効果を高めるために小形のグローブ、もしくはそれに近いデザインをもつ器具が複数灯ランダムに取り付けられます。

この種の器具は、今日ではランプ切れの心配が少ないLED電球に代替されつつありますが、光源は切れなくても器具は汚れるので、取り付け高さは掃除が可能なことを考慮することをお勧めします。また器具の振動などでLED電球の口金が緩むこともあり、白熱電球より少し重量があるのでランプ落下を防ぐ意味で掃除のときに点検しましょう。

次のページでは「食卓用のペンダント」についてご紹介します。