1人で複数の住宅を所有する時代がやってくる
ごく普通の小学生が1人で5軒の家を持つ可能性が。
と言うのは、親戚中に子どもは彼女1人のため、母方父方それぞれの祖父母の家が2軒、今の家、両親の兄弟の家が2軒、合計5軒が彼女の肩に掛かってくることになると言うのです。
一見、とても豊かで嬉しいことのようですが、そう喜んでばかりもいられません。この少女の5軒は多いですが、周囲を見渡すと40代を過ぎたころから家を2軒以上維持している人の話をあちこちで聞くようになりました。
賃貸か処分か、それともそのまま放置する?
親の家を空き家のまま維持しているという話も。手間と費用が掛かる。
ということは、多くの人が相続によって親の家を受け継ぐことになり、一人っ子どうし夫婦なら両方の親から1軒ずつ、合計3軒を所有することになります。
家を維持するにはメンテナンス費用や税金など結構なお金が掛かります。リフォームして賃貸に出すか、売るか、とりあえずそのまま放置するかで悩む人が多いようですが、親が亡くなった後すぐに処分するには抵抗がある人もいることでしょう。自分が育った実家であれば尚更です。
何らかの利用ができればいいけれど、なかなかそう上手くもいかず、いつか何とかしなくちゃと思いつつ、結局空き家のまま。たまに風通しに行っているけれど、手間と維持費に苦労しているという話を最近たて続けに聞きました。
空き家として放置しておくのは危険!
ゴミを不法投棄され片付けに多大な費用が掛かってしまったケースも。
このように空き家のまま放置しておくことは、大きな危険があること、そして住宅としての価値を下げる可能性が高いことを知っておく必要があります。
リフォームして賃貸住宅にすれば安心ってほんと?
では親の家をリフォームして賃貸住宅として活用する方法はどうでしょうか。これなら空き家にすることもなく、何より家賃といううれしい収入が期待できます。私の周囲でもリフォームして賃貸にする選択をする人が一番多く、よくその相談を受けます。しかしそこで問題になるのが、今や社会問題となった空き家問題です。
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