マンション物件選びのポイント/マンション物件選びのポイント関連情報

広くないリビングダイニングには兼用家具がオススメ

マンションの間取り図で「リビング・ダイニング」と表記されている部屋でも、空間の広さや形によってはソファーセットとダイニングセットの両方を置くのが難しい時があります。そんな時はくつろぎ+食事ができる兼用家具「リビングダイニングソファー」を置いてはいかがでしょうか。

井上 恵子

執筆者:井上 恵子

住まいの性能・安全ガイド

「LD・K」表記の意味

LD・Kの表記は「リビングダイニング」と「キッチン」があるということ。

LD・Kの表記は「リビングダイニング」と「キッチン」があるということ。

間取り図で見かける「○LDK」という表記。○の部分に個室の数が入り、それプラスして「リビング(L)」「ダイニング(D)」「キッチン(K)」があるということを示しています。

しかし、よくみるとマンションの間取りの多くは「LD・K」という表示になっている時があります。 なぜ「LDK」ではなく「LD・K」なのでしょうか。

 

リビングとダイニングの境目は?

LD・Kという表記は、「リビングダイニング」と「キッチン」があることを示します。この「リビングダイニング」は、「リビング」と「ダイニング」の部屋が分かれている訳ではなく、やや広めの共有空間が一つあり、そこをリビングとダイニングとして使ってね、というものです。リビングとダイニングの境目はありません。

リビングとダイニングを分けやすい形、分けにくい形

マンションのリビング形式には横長タイプと縦長タイプがあります。横長リビングとはバルコニーに面して間口一杯にリビングとダイニングを配したもので、リビング空間とダイニング空間は左右に振り分けて使いやすい形です。一方の縦長リビングの場合、バルコニーに面して間口の半分くらいの幅で奥行の深い形のリビングダイニングになります(横長リビング、縦長リビングについて詳しくはこちら)。気をつけたいのは後者の縦長リビングで、リビング空間とダイニング空間をうまく使い分けることが難しい時があるのです。

左が横長リビング、右が縦長リビング

左が横長リビング、右が縦長リビング


 

空間の形と広さに注意

縦長タイプのリビングダイニングで使い分けが難しい理由に(1)広さ(2)空間の形 があります。まず空間の広さですが、もしリビングダイニングとして10畳程度しかないと、ソファーセットとリビングセットの両方を置くのは難しいかもしれません。実際には食器棚やリビングボード、テレビ台なども置くことになると思いますので、無理に2セット置こうとするとだいぶキツくなってしまうでしょう。

次に「形」ですが、例え数値的に十分な広さがあるように見えても、部屋の形が正方形に近いと家具をレイアウトしにくく、ソファーセットとダイニングセットを上手に配置するのは難しいかもしれません。

次のページでリビングダイニングにソファーセットとダイニングセットの両方を置きにくい時の対処法をお伝えします。
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます