特徴を理解してプランやライフスタイルに合わせて選ぶ

新築やリフォームの際に、プランニングするケースも多いウッドデッキ。休日にゆっくりと食事をしたり、趣味を楽しむ場であったりと、もうひとつのリビングとしても人気のスペースです。

ウッドデッキとは、木材でつくられた甲板のこと。一般的には、スギなどの天然木材を使用したものを指しますが、エクステリア建材としては、木粉と樹脂を混ぜるなどした人工的なデッキも含まれることが多いようです。天然木は、その質感が大きな魅力。樹脂製のデッキには、天然の木材とは異なるメリットがあります。選ぶ際には、デッキを設ける目的、ライフスタイルなどを考慮し、それぞれの特徴を理解した上で選ぶことが大切でしょう。

厳しい自然環境でも美しさを長く保つことができる。[人工木デッキ「樹ら楽(きらら)ステージ 木彫(もくちょう)]undefined LIXILundefined http://www.lixil.co.jp/

厳しい自然環境でも美しさを長く保つことができる。[人工木デッキ「樹ら楽(きらら)ステージ 木彫(もくちょう)]  LIXIL

素材  木粉と樹脂を混ぜた人工木材

樹脂製のデッキは、メーカーによって、人工木材や合成木材、樹脂木など、さまざまな名称で呼ばれます。多くは、樹脂と木粉などを混ぜ合わせ、押し出し成型した建材ですが、商品によって素材の構成は異なり、木片などの廃材とプラスチック容器などの廃(再生)プラスチックを成型加工した、環境に配慮されたタイプなどもみられます。

性能  高い耐水性や耐久性。色落ちも少ない

樹脂製デッキの特徴は、商品によって詳細は異なりますが、天然木に比べて性能が高いこと。水が染み込みにくいので、耐水性に優れることはもちろん、腐りにくく、シロアリなどにも強いため、耐久性も期待できるでしょう。経年変化による色落ちも少なく、美しさを保つことが可能です。

また、天然木のデッキで起こりがちな干割れ(日光の直射や温度の差のために、ひびが入ったり割れたりすること)やササクレなどがないので、幼いお子さんやペットが歩いたり触ったりするような場合でも安心。ペットのひっかきによる傷などもつきにくいのもメリットでしょう。

デッキの使い方に合わせて、フェンスやステップを設けて。[ルシアス デッキフェンスA03型(横ストライプ)undefinedT80undefinedデッキ材 FD:ホワイトブラウン]undefined YKK APundefined http://www.ykkap.co.jp/

デッキの使い方に合わせて、フェンスやステップを設けて。[ルシアス デッキフェンスA03型(横ストライプ) T80 デッキ材 FD:ホワイトブラウン]  YKK AP

施工性  専用の金具などが揃い施工しやすい工夫が

最近では、天然木のデッキ材も十分な品質管理がなされていますが、工業製品である樹脂製デッキは、素材としての均一性も高く、専用のジョイント金具部材を用いるなど、比較的簡単に施工できるような工夫も施されています。専用部品を用いることで、デッキ材のすきまが均一に施工でき、部品やネジが見えず仕上がりも美しくできる商品などもみられます。

また、サイズはもちろん曲線の加工など、好みのスタイルを実現することができる商品もみられるので、自由なプランニングも可能でしょう。

デザイン性  天然木の質感を表現。カラーバリエーションも揃う

明るい色合いからダークな色合いまで、外観デザインやエクステリア建材に合わせて選ぶことができる。[リウッドデッキ 200 4色イメージ(FE/FD/FF/ID)]undefined YKK APundefined http://www.ykkap.co.jp/

明るい色合いからダークな色合いまで、外観デザインやエクステリア建材に合わせて選ぶことができる。[リウッドデッキ 200 4色イメージ(FE/FD/FF/ID)]  YKK AP

最近の樹脂製デッキは、リアルな木目の模様や色ムラ、陰影のある溝などを表現したタイプなど、天然木により近い風合いを持つ商品も増えてきています。もちろん、天然木の質感には及びませんが、風合いや質感に関しては個人の好みもあるので、カタログだけではなく、実際の商品を確認することが大切でしょう。

また、カラーバリエーションは、明るい色から濃い色まで揃い、他のエクステリア建材とコーディネートが可能なタイプも。テラス屋根やパーゴラ、フェンスなどと、統一感のあるプランニングも可能です。

オプションパーツ  フェンスやパーティションなども揃う

エクステリアメーカーのデッキ商品には、フェンスやパーティション、テラス屋根など、快適性を高めるさまざまな建材をコーディネートできる商品も多くみられます。また、使い勝手を高める、ステップや室内との段差を少なくする部材なども揃っているので、後付けで設置する際にも使いやすいでしょう。

メンテナンス  掃除もしやすくお手入れも楽に

樹脂製デッキは、お手入れやメンテナンスが楽なことも特徴のひとつ。土足による土汚れなど日常的な汚れは、水で洗浄するだけですし、汚れ具合によってはデッキブラシや高圧洗浄機などを使用してもいいでしょう。頑固な汚れは中性洗剤で、漂白剤などを用いても。表面についた傷は、市販のサンドペーパーでこすれば目立たなくなる、という商品もあります。点検をしやすくするための点検口などのパーツなどが揃っているのも安心でしょう。

床下のメンテナンスや掃除の際に、点検口を設けておくと便利。undefined[樹ら楽ステージundefined木彫undefined点検口]undefined LIXILundefined http://www.lixil.co.jp/

床下のメンテナンスや掃除の際に、点検口を設けておくと便利。 [樹ら楽ステージ 木彫 点検口]  LIXIL 

夏場の熱さや滑りやすさには注意を

デメリットとしては、天然木のデッキに比べると、デッキ自体が熱くなるケースがみられること。商品にもよりますが、素足で歩くのが厳しいこともあるようです。ただ、最近では、温度の上昇を抑える効果のある顔料を採用するなどして、夏季でも表面温度が極端に高くならない工夫を施した商品もみられ、改良は進んでいます。

また、耐水性が高いため、雨の日などはデッキに水が残り、滑りやすいことも。滑りにくくするために、リブ(溝)を設けたり、表面を粗く仕上げるなどした商品もみられます。選ぶ際には、熱さに対しての性能や滑りにくさへの工夫などを確認することも大切でしょう。

ショールームやモデルハウスなどで素材感を確かめて

樹脂製のデッキには、エクステリアメーカーの建材商品だけでなく、ホームセンターやネットショップなどでも、さまざまな商品が提案されており、外構工事会社に依頼し施工するものはもちろん、DIYが可能な商品も。庭に設置するタイプ、バルコニーに設置するタイプなどもみられます。商品によって性能や施工性などの特徴は異なるので、いくつかの商品を比較検討することも大切です。

樹脂製のデッキを選ぶ際には、他の設備機器と同様に、ショールームで実物に触れてみること。エクステリアのショールームは多くはありませんが、可能であれば、風合いや色合いなどはしっかりとチェックしておきたいものです。住宅のモデルハウスで取り入れられていたり、ホームセンターのエクステリアコーナーなどに設置されているケースもあるので、実際に歩くなどして足ざわりなどを確認してみるといいでしょう。


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