新作のタブレットショコラ
銀座本店オープンにあわせて12種類のタブレットショコラが発売されました。5種類は辻口シェフが信頼を置くカカオ豆からチョコレートまでを作る、カカオのプロフェッショナルとともに手掛けた産地別カカオの個性を表したオリジナルタブレット。加えて個性的なフレイバーのタブレットが7種類。その中から和素材を使ったフレイバーをいくつかご紹介します。
ホワイトチョコレートをベースに愛知県西尾産の抹茶を加え、カリッとした食感の玄米、さらに大納言を加えた、日本の文化を感じる心落ち着く香りのショコラ。
ホワイトチョコレートをベースに、柚子の皮の苦みのきいた部分、さらに柚子の果実の部分のフリーズドライを加え、サクッとした食感で柚子の香りを楽しめる爽やかなショコラ。
桜の木を燻してビターチョコレートに香り付けをして作ったタブレット。シガーをくゆらせるようなイメージで楽しめます。私は1本折り取ってシガー気分で味わってみました。
日本古来の薬草であるよもぎが香るタブレット。よもぎだけではえぐみが出るため、抹茶を合わせてやさしい味わいに。抹茶に含まれるリラックス成分の「テアニン」、そして日本のハーブともいえるよもぎの風味から、よもぎ餅を思い出すからでしょうか、心身が安らぐような気がするタブレットです。
この他にもフリーズドライの納豆を加え、口にするとチョコレートから納豆特有のねばりが感じられる「NATTO 納豆」、ほうじ茶の香りに深く煎った蕎麦を加えた「HOUJICHA SOBA ほうじ茶そば」、7種のうち唯一和素材をテーマにしていない、フリーズドライのトロピカルフルーツを加えた「南の島 TROPICAL ISLAND」があります。
渋い銅板のようなカラーの缶ケース、中のチョコレートをイメージできる画像を入れたパッケージデザインです。
タブレットのケースは、作る時に銅板のイメージがあったそうです。このお店を作る時もそうで、外壁なども黒銅板をイメージしているもの。辻口シェフ曰く「以前の本店の六本木ヒルズにあったお店にも、どこかオレンジの光がイメージとしてあったんですよね。」確かにそうですね。
大志を持って!
辻口シェフから、色々なお話を伺いました。「17年前に自由が丘にモンサンクレールができ、そして六本木に『ル ショコラ ドゥ アッシュ』ができたのは2003年。約13年の歴史があります。その間に分かったのは、世界中にまだみんなが知らないカカオが沢山眠っているということ。多くの人にもっともっと美味しいカカオやカカオの魅力を知ってほしい。カカオにこだわりを持つことで日本のショコラを世界のステージに上げ、世界のショコラファンを惹きつけるお店にしていきたいと思っています。大志を持って望みたいよね!」私は思わず、「ほんとですね。」と言ってしまいました。
サインに今年も「夢」と書いて下さった辻口シェフ。銀座を選ばれた理由は、銀座が国際的に認知度の高い街であり、「ル ショコラ ドゥ アッシュ」を世界に発信していくのにふさわしい街だと思ったからだからです。辻口シェフならではのセンスとパワーで、日本のショコラシーンを銀座から盛り上げていただきたいですね。
DATA
ル ショコラ ドゥ アッシュ(LE CHOCOLAT DE H)銀座本店
住所: 東京都中央区銀座6-7-6 銀座細野ビル1F
TEL: 03-6264-6838
営業時間: 11:00~20:00(日/祝:11:00~19:00)
定休日:不定休
http://www.lcdh.jp/