このイベントは2015年12月18日に公開が予定されている新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』までのお楽しみといった感もあり、新作公開が待ちきれないファンのためのSW(スター・ウォーズ)祭りなのです!
『スター・ウォーズ』のアート、衣裳、小道具、絵画コレクションなど、ビジュアルアートが結集したこの展覧会。では「スター・ウォーズ展 未来へつづく、創造のビジョン。」の中へ入っていきましょう
ジョージ・ルーカスが日本のファンに向けて開催!
「スター・ウォーズ展 未来へつづく、創造のビジョン。」は『スター・ウォーズ』愛がとても深い日本のファンにとって狂喜乱舞のイベントです。なにしろGW、この展覧会入場が6時間待ちになった日もありましたからね。この展覧会は6つのセクションに分かれているので、2セクションごとにご紹介しようと思います。【The Original Visions~スター・ウォーズの原点~&
Vision of FORCE~フォースの光と闇~】
メインエントランスに入っていきなり目に飛び込んでくるデス・スターとダース・ベイダー。崩れそうなデス・スターの周りにはX-ウイングが飛んでいるというSWファンにはたまらない光景です。
ダース・ベイダーはメディテーション・チャンバーという瞑想部屋におり、窓には数多くのストームトルーパーがこちらを見下ろし……と、ダーク・サイドに落ちたような気持ちに。ここから「The Original Visions~スター・ウォーズの原点~」へと続きます。
このセクションには、ジョージ・ルーカス監督が影響を受けた作品『フラッシュ・ゴードン』『隠し砦の三悪人』など、SW誕生のきっかけとなった作品が飾られ、これまでの『スター・ウォーズ』のおさらいのように各作品の解説があります。なぜ『スター・ウォーズ』は誕生したのか? その誕生の秘密を公開しているのがこのセクションというわけです。
そこから「Vision of FORCE~フォースの光と闇~」のセクションへ。ここではフォースの光である“ジェダイ”と闇である“シス”、各キャラクターそれぞれのライトセーバーが展示されています。各自デザインが違うところがマニア心を萌えさせますね。
また壁一面に肖像画などがズラリ飾られ、特に、ダース・ベイダー、ダース・モール(真っ赤な赤ちゃん)などが目を引きます。多くのアーティストが『スター・ウォーズ』の世界にインスパイアされ、フォースをテーマにして描いたアート作品が展示されています。
【Vision of BATTLE~戦いと兵器~&
Vision of SAGA~サーガと運命の肖像】
『スター・ウォーズ』という作品はジェダイの騎士とダース・ベイダー率いる帝国軍との戦いの物語です。公開順ですとエピソード4、5、6でジェダイVS帝国軍、そして1、2、3でダース・ベイダー誕生の物語を描いています。いずれの物語にも欠かせないのは“戦い”です。
この「Vision of BATTLE~戦いと兵器~」セクションでは、エピソード1のナブーの戦いからエピソード6のエンドアの戦いまで、映画に登場した兵器、戦闘機、兵士をメインにアート作品を展示。戦闘機マニアなどにはたまらない展示物でしょう!
そこから続くのは「Vision of SAGA~サーガと運命の肖像」です。『スター・ウォーズ』は壮大なサーガ(叙事詩)であり、そこには常に魅力的なキャラクターの存在があります。彼等の運命が、この映画の命でもあるのです。個人的にはここが一番人気のセクションになるのではないかと思いましたね。アナキン(ダース・ベイダー)やルーク、ハン・ソロ、レイアなどの衣裳や小道具が飾られ、キャラクターの美しい肖像画など見どころ満載です。
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