高校から大学まで、教育をスムーズにつなぐために

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新テストに向けた入試改革はすでに始まっている。今からチェックが必要だ。

今回の大きな改革は、入試だけではなく高校教育と大学教育、それを接続する入学者選抜を含めた抜本的な改革です。その目的は、生産年齢人口の減少や急速に進むグローバル化など、変化の激しいこれからの時代を生きるために必要な「真の学力」を高校・大学を通じて身につけさせることにあります。

高校と大学の教育をスムーズに連携させる「高大接続」と呼ばれる改革については、文部科学省の中央教育審議会(中教審)で、これまでも継続的に議論・検討が行われてきました。中教審の答申を受けて、文部科学省が2015年1月に策定した「高大接続改革実行プラン」によると、新しい2つのテストが導入されます。

1つは、大学教育を受けるための能力を総合的に測る「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」で、2020年度から導入。もう1つが、高校までに修得した「学習成果(達成度)」を測るため、高校2、3年生を対象として実施される「高等学校基礎学力テスト(仮称)」で、2019年度から導入の予定です。

大学入学希望者学力評価テスト(仮称)は、現行の大学入試センター試験に代わるもので、単なる「身につけた知識」を測るのではなく、知識を活用する能力や課題の発見力、探究力、表現力などを多角的に評価するテストになります。複数教科・科目を合わせた「合教科・科目型」「総合型」など、今までの学校授業の枠組みを越えたタイプの試験も導入が検討されています。