どうして好きな人ができないの?
恋愛下手さんの恋の始め方って?
大人になればなるほど、恋に落ちにくいとは言います。好きな人ができない人は、どうやって恋を始めたらいいのでしょうか?
その前に、そもそも「どうして人を好きになれないのか?」について触れたいと思います。
考えられる要因は下記のようなものがあるでしょう。
(1) 恋愛以上に夢中になれるものがある(仕事や趣味に没頭をしている)。
(2) 付き合う相手の理想が高い。
(3) 恋に臆病になってしまっている。
(4) 恋愛経験を重ねた分、恋の現実が見えて、冷めている。
(5) 精神的に自立できているので、相手を必要としない分、恋に落ちにくい。
(1)の場合は、今、人生において、恋をするよりも大切なものがある時期なのであれば、それに集中してもいいと思います。そこまで夢中になれることがあるのは素敵なことですし、人生、恋をすることが全てではありません。
(2)のタイプの人は、恋に幻想を抱いている可能性もあります。現実的に相手と心も体も触れ合える関係の素晴らしさを知ったら、自分と縁のある相手との恋愛を考えられるようになるかもしれません。
(3)の場合は、歳を重ねていても、恋愛経験の少なさから、恋愛をすることに怖がってしまっている人もいます。それで自ら恋を遠ざけていることもあるでしょう。
ただ、多くの恋愛をしていれば恋愛上手というわけでもありません。そこにコンプレックスを持つ必要など全くありませんよ?
(4)(5)について言うと、若い頃の恋愛というのは、相手に恋をしているというよりは、恋愛に対する好奇心から相手を求めていたり(=恋に恋しているパターン)、「寂しい」「自分を肯定したい」という自分の心の隙間を相手の存在で埋めようしたりすることで、恋に落ちていることが多いものです。つまり、自己愛の延長であり、“相手を必要(利用)する思い”が恋愛をかき立てることも多いでしょう。
だからこそ、大人になればなるほど、また恋愛経験を重ねれば重ねるほど、恋愛に関して現実が見えてきたり、自立をすることで相手がいなくても快適に過ごせたりするようになると、恋愛を必要としなくなることも多いのです。
ただ、それは悪いことではありません。恋愛は必要とするものではなく、自然に落ちるものですし、むしろ大人になるにつれて自立をすることはとても重要なことだからです。さらに依存ではなく、本当の意味で人を愛するためには、自立をすることは必要不可欠です。
でも、人は自分の過去の経験から物を見るクセがあるので、今は成長しているにもかかわらず、若い頃と同じような恋愛パターンを求めてしまうと、うまくいかない可能性は高いでしょう。
自立した今の自分に合った、恋の始め方をした方がいいのです。
では、(2)~(4)のタイプの人の恋愛の始め方には、どんなものがあるでしょうか?
恋愛の始め方とは?
まずは新たな人と出会える場に!
まずは、相手がいなければ、恋愛は始まりません。周りに対象となる人がいなければ、新たな人と出会える場に行きましょう。
例えば……
・異性と出会えそうな習い事をする。
・趣味のコミュニティーに参加する。
・友達に誘われた飲み会に参加する。
・友達に異性を紹介してもらう。
・スタンディングバーで飲んでみる。
・婚活パーティーに参加してみる。
・SNS経由で知り合いを作ってみる。
など、方法は色々あります。
ただ、注意しなくてはいけないのは、これらは序章に過ぎません。ここで素敵な人に出会えたら、解決!なんて話ではないのです。
恋に落ちにくい人は、すぐに人をジャッジしがちです。タイプかタイプではないか。異性として興味が持てる相手か否か。条件は良いか、などをチェックして、すぐに「違うな」と思うと、縁を切ります。
これらは表面的な魅力に過ぎません。エスパーではない限り、ちょっとやそっと初対面同士で上っ面の会話をしたくらいで、相手の魅力なんてものは分かるはずがありません。
さらに言えば、そこで好印象を与えられる人は、ハッキリ言ってしまえば、比較的多くの人に好感をもたれる可能性の高い人であり、モテるだけではなく、すでにパートナーがいることも少なくないでしょう。つまり、それだけ恋愛成就のハードルが高いということです。
もちろんそういう人に猛アタックすることも素敵なことです。恋に落ちなかった人がそこまで人を好きになれるのは素敵なことだからです。それで恋愛がうまくいったら、今回のテーマに関しては、クリアです。
ただ、そういうパターンは意外と稀だったりします。多くの場合は、「そこまで心惹かれる相手はいなかったけど、連絡先を交換した相手はいる」というパターンではないでしょうか?
では、そういう出会いがあった場合は、どうしたらいいでしょうか?
次で紹介します。
会う回数を重ねてみる
会う機会を重ねてみる
すぐに恋人にするか否かのジャッジをしてしまうと、人は相手の見る目が厳しくなってしまうので、「友達になる」くらいのつもりで接してみるといいでしょう。異性と会話を楽しむ経験も、人生においては重要です。
人は恋人に対しては高い理想を持ちがちですが、友達に関しては結構、寛容になれることも多いものです。
結局、人は恋愛となると、「自分にとってメリットのある相手になり得るか」と見てしまうところがあるのです。だから、ちょっと相手の価値観などで気に障ることがあると、「自分とは相性が良くない」とすぐに切り捨ててしまう人もいるでしょう。それが恋のチャンスを壊してしまうのです。
でも、友達となると、もっと柔軟に相手を見ることができます。価値観の違いですら、面白がることができます。相手と価値観が違っても、自分は困らないからです。
だからこそ、「ただただ一緒に過ごせる時間が楽しければいい」くらいの気軽な気持ちでリラックスしたひと時を過ごせるのです。
相手を知ると、ハードルが下がる
実は会う回数を重ねると、“ある効果”があると言われています。それは、「単純接触効果」というものです。人と繰り返し接すると好意度や印象が高まるのだそうです。確かに、会う回数が増えることで、相手への警戒心もなくなり、より親しみ感を得られますよね。
人は「自分が対応できないもの」に対して、恐れるものです。
だから、自分の望む条件が合わない人に対しては、(一緒にいたら、自分が不幸になると思って)、すぐに縁を切りがちです。でもそれは、相手をよく理解していない上での恐れであることも多いのです。
だからこそ、会う回数を重ね、相手の性格や欠点を理解し、「この程度なら自分がフォローできる」と思えたら、相手は恋愛対象にもなり得るのです。
人は一緒にいると楽な人、安らげる人の傍にいたくなります。
会う回数を増やしていくうちに、そんな信頼関係を築くことができたら、たとえ出会ったときは異性としてタイプではなく、さらに理想の条件とは違っても、自分にとっては唯一無二のパートナーになることはあるでしょう。
ただし、ここには1つ落とし穴があります。それを次で紹介します。
単なる友達になってしまうことも……
友達止まりになってしまうことも……
基本、どんなにその男性が草食系であろうと、本当に相手と付き合おうと思ったら、男性の方から言ってくることが多いもの。
つまり、ずっと会っていても展開がない場合は、男性の方が「決め手がない」「迷っている」「友達でいいと思っている」可能性が高いでしょうね。
逆に、好意があるのに言えないような男性では、今後、付き合えたとしても先が思いやられます。決めなくてはいけないときも決められないような男性だったら、現実的にその彼がパートナーとしてふさわしいかどうかを再度、考えてみた方がいいでしょう。よほどリードしたい女性ではない限り、苦労することも多いかもしれません。
それでも、自分は相手のことが好きで、付き合いたい場合はどうしたらいいのか?
もちろん、自ら告白する方法もありますが、切り出してこないのことが“相手の答え”のときもあります。そんなときは、自分の中でも「良いお友達」だと割り切って、友情を築いた方がいいこともあります。
そんなに気の合う異性の友達がいるのも、人生においては素敵なことではありますよ?
では、話を「人を好きになれない人」に戻します。
実は恋ができない人は、周りに素敵な人がいないのではなく、自分に原因があることが多いんですよね。それを最後に紹介します。
縁を育てられる人に!
目の前にいる相手こそ、縁のある人!
誰もが社交的で初めて会った人に自分の魅力をアピールできるほど、器用な人ばかりではありません。
だからこそ、「好きな人がいない」という人は、実は魅力的な人が周りにいないだけではなく、じっくり接することでしかわからない相手の魅力を見ようとしていないことに一番の原因があるのかもしれません。
縁があるから、出会っている!
人との出会いというのは、偶然のようで必然です。つまり、いつでも、今、自分の目の前にいる人が、縁のある人なのです。今の自分だからこそ、大きな力で出会わせてもらえている人も必ずいます。
だからこそ、すぐに縁を切るのではなく、恋愛する、しないに関わらず、人としっかり関わっていきたいものですね。その先に、素敵な「恋」があるかもしれませんよ?
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