慎重あるいは大雑把になりがちな退職金の使い道
退職金をどう使う? |
1位 日常生活資金 75.2%
2位 病気やけがの時の医療費 31.7%
3位 年金開始までのつなぎ資金 29.3%
4位 住宅ローン等の返済 24.8%
5位 寝たきりなどの準備 20.7%
6位 レジャーや娯楽 20.6%
7位 子どもの教育・結婚 13.0%
8位 住宅購入・改築等 9.5%
[平成14年度 「企業の福利厚生制度に関するデータ」 生命保険文化センターHPより抜粋]
上位1~3位までをみると、今後の生活費の不足分などの補填にまわすお金や、万が一に備えるお金など、お金を慎重に使うという考え方の傾向が顕著に見受けられます。
一方で、まとまった支出に結びつく住宅ローンの返済・子どもの結婚資金援助・住宅の購入、改築などの使途もあります。セカンドライフの資金として大切にしながらも、人生の節目に使うべきものには使いたいということでしょうか。
私もこれまで長い間一生懸命に勤めてきた中で得られたお金を、これからのご自身の時間や生き方、生活のために使うことは大賛成です。しかし、どんぶり勘定にならないように注意が必要です。
月々の給料の中でのやりくりと、退職金のやりくりでは全体の金額も買えるものや使い方も大きく異なります。また、給料は使い切ったり、使い方に失敗しても来月の給料やその後の給料でリカバリーできますが、退職金やこれまでの蓄えではそうはいきません、取り返しがつかなくなることもありえます。
逆に使うことを恐れていると、いつの間にか歳だけとって使うことさえできなくなることもあるかもしれませんし、何のための財産かわからなくなってしまいます。
大切な財産を活かすためには・・・ |