お姑さんの気分を壊しかねない3つの言動とは?
嫁姑関係はむずかしいと言われますが、相手への気くばりという点では、日常やビジネスでの上下関係に通じる点も多いのではないでしょうか
心くばりが欠けていると思われかねない、お姑さんの気分を壊してしまいかねない、気を付けたい言動のいくつかを見てみましょう。
1「何の連絡も相談もしない」
2「家族の行事をおろそかにしてしまう」
3「親しさと馴れ馴れしさは違うもの」
「何の連絡も相談もしない」
お母さんが子どもの成長が大切なように、お姑さんも孫の様子は気になるものです。どうなったかと気にはなっても、あまりうるさく連絡をしたら悪いのではと気を使ってくれていることも考えられます。「今度の日曜日は○○がありまして」などの報告や、無事に終わったという報告があるのとないのとでは気持ちも違うものです。またその折の写真を送るというのも報告のひとつといえます。もう一つ、何の連絡や報告もしないというのと似ていますが、何の相談もなしというのも、疎外されているような気になってしまう恐れもあります。
たとえ自分たち夫婦が中心のことでも、「お母さんはいかがですか」「お母さんに伺ってからと思いまして……」などのように、お伺いを立てることは、目上の人の考えや指示を仰ぐことですから、相手を立てる、敬うことにつながります。
「家族の行事をおろそかにしてしまう」
住まいが遠方であったり、習慣による違いもありますが、お墓参りや年末年始、母の日など、家族として忘れたくない行事がいくつかあるものです。「母の日」なども、遠方であったり仕事があったりと会うのはむずかしくとも、短いひと言でも日頃の感謝の言葉が届くのは嬉しいものでしょう。普段は面と向かっては言いにくい言葉でも、手紙やカード、メールならば言いやすさもあるものです。贈り物も良いですが、こんなときこそ普段はなかなか言えない感謝の言葉を伝えてみてはいかがでしょう。「親しさと馴れ馴れしさは違うもの」
せっかく家族になったのだから、堅いのは抜きにしてあえて友達同士のような会話が好みという場合もあるでしょうが、「親しき仲にも礼儀あり」と言われるように、ある程度のマナーや気くばりは忘れたくないものです。そんなつもりではなくても「昔(の人)は……」というような言い方をしてしまったり、「これって知ってます?」などのように、差別や偉そうに聞こえかねない表現にも気を付けたいものです。では、反対に、お姑さんに好かれる習慣とは、どんなところに
あるのでしょう。
連絡や相談をすることは、相手に上手に頼るということと、相手を人生の大先輩、目上として立てる、敬うという事柄につながります。そして、家族としての行事に参加したり、頻繁に会うことが無理でも、何かのついでにまめに手紙やメールをすることでも、距離は縮まるものです。お嫁さん個人としての言葉のほかに、お子さん(お孫さん)からの言葉を添えるのも様子がわかって良いものです。手紙=堅苦しいもの という考えをなくして、メールやはがき、ファックスなどもうまく活用して気持ちを伝えましょう。
大切なのは、何気ない行動や言葉の中にも、相手を敬う気持ちや日頃の感謝の気持ちが込められているという点にあるのではないかと感じます。
そんな感謝や心くばりを大切に、日々より良い関係を築いていくことができれば何よりですね。