ふたりで学ぶマネー術/ふたりで学ぶマネー術

ペット費用は健康&コミュニケーション力重視?

保育園、幼稚園、健康診断、病気予防……人間のことかと思いきや、犬のためにもあるサービスです。ペットを飼い始めて5年……。最近のペット費用の傾向について、実際に感じることを、データも交えてご紹介します。

平野 直子

執筆者:平野 直子

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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犬の保育園・幼稚園が大人気!?

保育園も楽しそうだな……

保育園も楽しそうだな……

ガイド平野の家でペット(ポメラニアン・レゴラス)を飼い始めて、そろそろ5年になります。犬の年齢に合わせて関心事も変わりますが、ペットショップや動物病院に行くと、勧められる物(サービス)や他のお客さんとの会話から、最近の傾向が見えてきます。

少し前までは、健康診断(犬・猫ドック)や体質に合わせたフードが多かったのですが、最近は、デンタルケアに関するものも増えてきました。また、先日、お散歩中に出会ったある飼い主さんから、「犬の保育園(幼稚園)」について教えていただき、びっくりしました。

以前、「ペット費用に見る!? わが家の消費傾向」で、ペットにかける費用について紹介しましたが、最新のデータからも、関連する内容がうかがえます。アニコム損害保険株式会社の「ペットにかける年間支出調査(2014年)」によると、前年と比べて最も増えた項目は、「ペットホテル・ペットシッター」(27,139円)で、34%も増えていました。次に「しつけ・トレーニング料」(40,614円)で、前年より約20%増えています。「病気やケガの治療費」「シャンプー・カット・トリミング料」「ペット保険料」といった従来から増加傾向にある項目に並んで、「ドッグランなど遊べる施設」(7,407円)も前年より5%近く増えていました。

アニコム損害保険株式会社「ペットにかける年間支出調査(2014年)」よりガイド平野が図表作成(クリックすると拡大表示します)

アニコム損害保険株式会社「ペットにかける年間支出調査(2014年)」よりガイド平野が図表作成(クリックすると拡大表示します)


ここ数年、飼い犬に噛まれる事故や鳴き声等による近所トラブルなどが、社会問題となっています。日頃のお散歩などで、近所のわんちゃん達と触れ合ったり、マナーを学んだりできればいいのですが、その前にしつけ教室などできちんとプロに教えてもらいたいと考える方も多いのではないでしょうか。

また、共働き夫婦など、昼間はお留守番が長いペットのために、保育園やドッグランなど思い切り遊べる設備を利用したい、と考える方も多いのでしょう。ガイド平野は、仕事が終わった夕方以降、お散歩に連れていくことが多いのですが、その時出会うお友達も、飼い主さんはお仕事の後、という雰囲気なので、軽くあいさつを交わす程度のお付き合いです。ペットのしつけや社会化を養うためには、こういうサービスも便利だな……と思いました。

犬の医療費の傾向は?

2匹以上飼うと、かかる時間や費用も増えるよ!(ガイド平野家「次男」ベルナルドです。よろしくお願いします!)

2匹以上飼うと、かかる時間や費用も増えるよ!(ガイド平野家「次男」ベルナルドです。よろしくお願いします!)

例年通り一番費用がかかる医療費の傾向としては、誤飲や骨折、アレルギーによる定期的通院のほか、10歳以上のシニア犬には、歯周病による抜歯や白内障、心臓病、腫瘍疾患などが挙げられていました。早めのデンタルケアや健康診断などで予防・早期発見できることも多い点は、人間と同じですね。わが家のレゴラスも、歯磨きガムなどを使い始めたので、おやつ代に含めて予算管理しています。

また、先日、レゴラスの弟としてポメラニアンの子犬(ベルナルド)がわが家にやってきました。こちらは、赤ちゃんなので、特に誤飲や骨折に注意しています。ペットショップから、提携動物病院でワクチン接種をすると健康診断が受けられるチケットをいただきました。5年前にはなかったサービスなので、最近の医療事情に合わせてお店のサービスも進化しているな~と感じました。

>>猫もトリミング費用が上昇!
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