1 丸ごとスッポリ収納
子ども部屋の家具として、収納付きのロフトベッドに人気があります。ベッド下の空いたスペースにデスクと本棚を設ければ、学習コーナーになるので省スペース。しかも、高い場所で眠る状況は一人だけの空間が確保されるから、子どもにとっては格好の自分基地になります。家具とベッドリネンをカラーコディネートして楽しい部屋づくりを。国際家具見本市ミラノサローネ2015「Siloma」展示より
この装置の大きなポイントは、ベッドもデスクも出したりしまったりできること。デスクを引き出してベッドを引っ込めてスタディ、眠るときには逆の操作をすればベッドルームに早変わり(画像下段)。ベッドとデスクが使えるスペースにステップの部分を加えると、ミニマムで畳3枚分の広さに相当します。
ベッドが下に配置できれば、上のスペースは読書や音楽鑑賞といった趣味的な使い方ができます。そうなれば、大人の部屋でも使ってみたい家具。近ごろのリタイア世代は、夫婦別寝の希望が増えています。それぞれの使い方に合わせて、家具とカラーのコーディネートを楽しみたいところです。
2 これはニッコリ!カラクリ収納
日ごろから収納が少ないことに悩んでいると、どうしたらたくさんしまえるか?そのことで頭がいっぱいになってしまうのですが、考え方を少し緩めてみてはいかがでしょう。これは斬新!実用がアートになっています。2015Fuori Salone「nendo works2014-2015 『sevendoors』」Museo della Permanenteにおける展示より
これまで何気なく通り抜けていたけれど、ここに「鍵が置けたらいいな」「忘れないようにハンカチも」「この用紙で振り込まなきゃ」など、外出と帰宅の通り道がグっと便利な場所に変わります。肩の力を抜いて、日常の小さなことにも目を向けてみると、こんなに微笑ましいアイディアがあるのか!頭をほぐして、あらためて収納を見つめ直してみましょう。
これはすぐに実践したいという身近な展示もあります。