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知られざる「芸人の嫁」、その実態は?(2ページ目)

日々過酷な生存競争を戦い抜いているお笑い芸人たち。その妻たちの存在は、彼らにとって大きな支えになっているはずです。そんな「芸人の嫁」の知られざる姿を、エピソードトーク等からいろいろと考えて見たいと思います。

広川 峯啓

執筆者:広川 峯啓

お笑い・バラエティ番組ガイド

内助の功でテレビ出演

しかし以前と比べてみると、芸人の嫁がテレビ出演する機会は徐々に減ってきたんじゃないでしょうか。そんな中で比較的よく見るのが、売り出し中の若手芸人の嫁ですね。最近だとあばれる君の奥さんはドッキリの仕掛け人だったり、自宅紹介の撮影役だったりと、あちこちで見かけます。

あとは結婚仕立てですが、チャンカワイの奥さんも番組きっかけでのゴールインということもあって、何度もバラエティ出演されてます。これらはみな、旦那のテレビ出演機会を増やすための「内助の功」です。例え、番組内で亭主の不満を並べていたとしても、それで注目を集めることができればという妻の愛が秘められているんです。


古き良き「芸人の妻」はあくまで理想像?

昭和の時代に「芸人の妻」といえば必ず出てきたのが、戦前の上方落語界を代表する存在だった桂春団治です。「芸のためなら女房も泣かす」という名フレーズは、耐え忍ぶ妻はもちろん、夫の側も大いに目指すべきモデルのように伝えられてきました。

しかし実際の春団治夫妻は、こういったイメージとはかなり違っていました。奔放な女性遍歴があったのは事実ですが、そんな夫につくした妻・トミをあっさりと離縁。薬種問屋の女主人・志うのもとに婿入りします。これが後年「後家ごろし」と呼ばれた由縁ですが、女房も泣かすといっても離縁までいくと本末転倒だし、そもそも芸のためでも何でもないんですね。

「愛すべき芸人像」であることは今も変わりませんが、一時期語られていた「あるべき芸人の姿」というイメージは、完全にぬぐい去られたようです。


「芸人の嫁」の法則を発見!?

今回のガイド記事のために、お笑い芸人の夫婦関係について調べているうちに、興味深い仮説が浮かび上がって来ました。それは「嫁が芸能人の場合、一般女性との結婚よりも離婚率が高い」というもの。

厳密な統計を取ったわけではありません。ですが、芸能人同士の結婚よりも、一般女性との結婚が断然多いのは厳然たる事実。にもかかわらず、離婚のニュースは芸能人同士の方が多いような気がします。

ということは「芸人は一般女性と結婚した方がうまくいく」と結論を出したいところですが、いくら何でもこれは時期尚早でしょうか。これに関しては、なおいっそうの調査を続けたうえで、詳しくご報告できればと考えております、はい。
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