ノミネート10回、受賞3回、受賞作をピックアップ!
『恋に落ちたシェイクスピア』(1998年度作品)
シェイクスピア(ジョセフ・ファインズ)が恋に落ちた女性ヴァイオラ(グウィネス・パルトロー)とシェイクスピアの舞台に立つ若い男優の秘密を描いたロマンチックストーリー。16世紀が舞台のコスチュームは色彩が美しくデコレーションも個性的。特にエリザベス女王を演じたジュディ・デンチの衣装が凄い。サンディ・パウエル初のアカデミー賞受賞作。
監督:ジョン・マッデン 出演:グウィネス・パルトロー、ジョセフ・ファインズ、ジェフリー・ラッシュ、コリン・ファース、ベン・アフレック、ジュディ・デンチほか
『アビエイター』(2004年)
アメリカの大富豪ジョン・ヒューズ(レオナルド・ディカプリオ)の栄枯盛衰を描いた大作。スコセッシ監督とサンディ・パウエルは名コンビで本作はスコセッシ監督と組んだ2作目。1920~30年代のクラシックな衣装は華やかだけどゴテゴテした派手さがなくクール。女優陣のドレスはもちろん、男性陣のスーツも素敵です。衣装で時代を映しだす手腕が見事!
監督:マーティン・スコセッシ 出演:レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ブランシェット、ケイト・ベッキンセイル、ジュード・ロウほか
『ヴィクトリア女王 世紀の愛』(2009年度作品)
ヴィクトリア(エミリー・ブラント)が、激動の時代を生きながらも夫アルバート(ルパート・フレンド)との愛を深めていくというヴィクトリア女王の情熱を描く。サンディ・パウエル得意の時代劇のコスチューム。ドレスは華やかというより上品、美術と一体化した衣装とでも申しましょうか。男性陣のコスチュームに施された飾りも凝っていて美しいです。
監督:ジャン=マルク・ヴァレ 出演:エミリー・ブラント、ルパート・フレンド、ポール・ベタニー、ミランダ・リチャードソン、ジム・ブロードベントほか