三重の観光・旅行/三重の観光スポット

伊勢を味わうなら「おはらい町」と「おかげ横丁」!(3ページ目)

伊勢神宮の参拝後におすすめしたいのが「おはらい町」と「おかげ横丁」です。この町のコンセプトは「神恩感謝、伊勢らしさ、商人の町」で、伊勢神宮の参拝者に心地良く、安らかにもてなすことが目的です。おかげ横丁の「おかげ」はあらゆるものをありがたく受け入れる気持ち。江戸時代から伊勢の人々の気持ちを受け継いだ場所についてご紹介いたします。

大石 ゆう

執筆者:大石 ゆう

三重ガイド

おかげ横丁で味わう美味しいものたち

おかげ横丁では伊勢志摩をはじめ、三重県の美味しい名産品を味わうことができます。一部ですがご紹介しましょう。

赤福餅

赤福餅は有名な伊勢名物です。夏は赤福氷冬は赤福ぜんざいもメニューに加わります。さっぱりとした甘さが魅力です。箱入り以外に三個パックも販売しているので、地元の男子高校生から「普段のおやつに買っている」と教えてもらいました。特別なお土産という位置づけではなく、日常にいただく甘いもののようですね。
赤福餅

赤福餅

冬は赤福ぜんざいが販売されます。塩こぶと梅干がついていて、塩味が甘味の美味しさを引き立てます。寒い冬は温かい食べ物が嬉しいですね。4月下旬からは赤福氷の販売が始まります。名古屋の百貨店でもいただくことができますが、クーラーが効いているお店でよりも、おかげ横丁でいただいた方が冷たいものは美味しいかもしれませんね。
赤福

赤福ぜんざい

赤福

豚捨のコロッケ

豚捨といえば、コロッケです。牛肉のお店ですよ。土日祝日となれば、かなりの行列ができます。ホクホクでアツアツのコロッケは大人にも子どもにも大人気ですね。友だちもおかげ横丁では必ずと言っていいほど、コロッケを食べると教えてくれました。私は以前、豚捨の店舗の中で1000円の牛丼をいただきましたが、これも実に美味しかったです。

豚捨

豚捨のコロッケ

豚捨

伊勢うどん

伊勢うどんは、ずんぐりと太い麺に、たまり醤油を使った農褐色のタレを掛けていただきます。ふくすけの伊勢うどんを桜祭りの会場である五十鈴川堤防でいただきました。伊勢の人は伊勢うどんを常食されているので、いわゆるチェーン店のうどんは固すぎるそうです。「こしがあって美味しいうどん」よりも、「柔らかくて美味しいうどん」が伊勢らしいのですね。伊勢出身の知り合い方からは、「伊勢うどん以外のうどんを大人になるまで食べたことがなかった」という話も聞いています。伊勢うどんは茹でたらすぐ食べることができるので、考えてみれば一番簡単な食材かもしれません。

伊勢うどん

伊勢うどん

ふくすけ

さめのたれ

さめのたれをご存じでしょうか。鮫の肉を加工した食材です。「塩干し」と「味醂干し」があり、日常的な伊勢地方の郷土食です。鮫の干物は伊勢神宮に神饌(しんせん)として供えられているのです。たぶん全国的には知られていない食材だと思いますが、焼き立てはなかなかの美味で酒の肴にぴったり。ひらき屋で味見をさせていただきましたら美味しかったです。
さめ

さめのたれ

志州ひらき屋

豆腐田楽

お魚もお肉もちょっと控えたいと思われる方におすすめなのがとうふやです。豆腐田楽が何より美味しい。お店の雰囲気もしっとりとした日本情緒あふれる造りになっていて、こちらはおかげ横丁の地図で見ていただくと、五十鈴川沿いにあります。ゆっくりと静かに食事をしたい方はぜひ立ち寄ってみてください。
とうふや

とうふや

とうふや

次は小物のお店のご紹介です。

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