ポルシェ911タルガ登場。そのルックスに911ファンが狂喜乱舞
911に追加されたタルガ。4WDのみを設定、3.4Lエンジンを積むタルガ4 (1526万円 写真)と、3.8Lのタルガ4S(1825万円)をラインナップ。ハイパフォーマンスモデルのタルガ4GTS(2017万円)も登場する
オープンエアーを楽しめる911が欲しい! という強力なニーズに対して、ポルシェが生み出したアイデアがタルガトップだったのである。1965年のことだ。
タルガという名前は当時、ポルシェが大活躍した公道レース、“タルガ・フローリオ”(フローリオ家の、楯=タルガの、杯)に由来するもの。
70年代には、なんと売れた911のおよそ4割がタルガだったと言われており、82年になって930ボディでカブリオレモデルが復活してもなお、その人気は衰えることがなかった。
993ではガラスルーフスライド開閉タイプへの進化し、996ではポルシェ博士念願のガラスハッチも手に入れている。そして、997以降では、実用性はもちろんラグジュアリーさ、ステータス性でも911シリーズにおけるトップの座についていた。
そして、最新991シリーズのタルガ登場である。911ファンが狂喜乱舞したのは、およそ20秒で開閉するルーフシステムでもなければ、スポーツカーパフォーマンスでもなかった。ズバリ、初期のタルガを彷彿とさせる、そのルックスにあったのだ。