ポルシェ/ポルシェ

ポルシェの頂点、永遠の憧れ911ターボ

高性能車好きをノックアウトする“ワンワード”、ポルシェターボ。新型はハイエンドスポーツ×ハイクラスラグジュアリーを極めにかかった。“多彩にして濃厚”なターボエンジンを搭載し、そのオールマイティさは南方系スーパーカーをあざ笑うかのようだ。

西川 淳

執筆者:西川 淳

車ガイド

“多彩にして濃厚”なターボエンジン

ポルシェ911ターボS

ボディサイズは全長4506mm×全幅1880mm×全高1296mm、ホイールベースは2450mm(ターボS クーぺ 写真)

ポルシェターボ。“ミニクーパー”と同じく、高性能車好きをノックアウトする“ワンワード”だ。そして、最新の“ポルシェターボ”たち(含むカイエン)に託された役割はというと、グループ最新テクノロジーの走るショーケースである。

ポルシェブランドの生命線というべき911において、それが最も顕著であるということは、言うまでもないだろう。最新のポルシェ911ターボはハイエンドスポーツ×ハイクラスラグジュアリィを極めにかかった。オールマイティさという点において、南方系スーパーカーをあざ笑うかのようだ。
ポルシェ911ターボカブリオレ

価格はクーぺはターボ 2128万円、ターボS 2539万円、カブリオレはターボ 2360万円、ターボS 2813万円とされた(写真はターボカブリオレ)

ポルシェターボ、そしてターボSに積まれている、可変バルブタイミング+可変バルブリフト+可変ターボンジオメトリーという、“可変”だらけの直噴3.8リッターボクサー+ツインターボチャージドエンジンのフィーリングをワンフレーズで表現するならば、それは、“多彩にして濃厚”、である。

イタリア系12気筒にも、イギリス系8気筒にも、日本系6気筒にも、否、同じドイツ系マルチにも、それは見つけられない感覚だ。精密な機械パーツが、どこまでも正確に、ギュッと引き締まって作動し、そこからドライバーの右アシの加減ひとつで、さまざまなキャラクターが発散される。
ポルシェ911ターボS

3.8L水平対向6気筒ツインターボを搭載。Sは560ps/700Nm、ベーシックモデルは520ps/660Nmとなる。デュアルクラッチトランスミッションの7速PDKを組み合わせた

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