パワートレインを一新

前後バンパーのデザインが微妙に変更された。撮影車両の911カレラ4Sクーペの7速PDK車の価格1572万円は、同MTよりも75万円高く、カレラ4のPDKよりも213万円高い

こんなご時世でも好調が伝えられるポルシェ。タイプ996より水冷化し、スポーツカーというよりもGTカー的な路線を歩んだことが功を奏し、ユーザー層を大幅に拡大することに成功しました。

2005年にタイプ997となって3年、パワートレイン系を中心に大がかりなマイナーチェンジを実施。豊富なバリエーションを揃えるにいたった911シリーズは順次、第二世代に移行しています。

変更点では、スタンダード仕様の3.6LとSの3.8Lの水平対向6気筒エンジンがともに直噴化されたことと、ティプトロニックに代えてツインクラッチ式のトランスミッション「PDK」が与えられたことがポイントです。

7速のデュアルクラッチ・トランスミッションであるPDK(ポルシェ・ドッペルクップルング)


また、911カレラ4、911カレラ4S をはじめ、カブリオレ、タルガなどの4輪駆動モデルには、新しい電子制御4WD システム「PTM」が搭載され、さらに機械式LSDが標準装備されました。今回は、カレラ4SのPDK車を拝借してレポートいたします。

新開発の3.8 L直噴エンジンは、最高出力が385psと、従来に対し30psも引き上げられています。また、燃費は100 km走行あたり10.7Lつまり9.3km/Lに抑えられています。

ルックス面でも、復活したガーニッシュや、LEDを駆使したテールランプなど、微妙にリニューアルされています。ポルシェに乗る機会というと、さすがにそう頻繁にあるわけではないので、まずはこのクルマに乗れることに感謝!です。

LEDを用いた新しい造形のテールランプを採用。テールランプの間に赤いガーニッシュが新型カレラ4シリーズの識別点

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