伝統と最新が融合したグランドツーリング

ポルシェ911タルガ

カレラ4カブリオレをベースとし、2WDモデルより左右リアフェンダーを22mmづつワイドに。リアタイヤは10mmづつワイドになっている

クラシックな筆記体でTargaと刻印されたシルバーのロールバースタイルは、ナローのアルミニウム・セーフティバースタイルにちなんだもの。そのクラシックな面持ちと、モダンな最新911スタイルとの融合が、911ファンを喜ばせたというわけである。

さほど昔のタルガに思い入れのないボクでも、このデザインを写真で初めてみたとき、格好いいなぁと思ったほど。実際、この“温故知新”タルガが登場してからというものの、964以前のタルガ人気もいっそう高まった。これまで、タルガといえば、中古市場で最も人気薄のモデルであったにも関わらず、だ。
ポルシェ911タルガ

ルーフパネルとガラス製リアウインドウが可動、リアシート背後にルーフが収納される。開閉時間は約20秒

スタイルは“伝統的”であっても、ルーフ収納システムは最新である。リアセクションがごっそりと開いて、そこにトップが収納される様子は、見ていてちょっとショータイムのようである。

タルガ4およびタルガ4Sと称されることからも分かるとおり、タルガボディに組み合わされるのは2種類の4WDパワートレインで、それゆえ、どちらかといえばグランドツーリング性能重視のモデルに仕上がった。最も贅沢な911というポジショニングは、現代タルガの定位置であろう。
ポルシェ911タルガ

タルガ4には350ps/390Nmを発生する水平対向3.4Lエンジンを、4Sには400ps/440Nmの水平対向3.8Lを搭載