浅草聚楽で「浅草洋食プレート」をいただく
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「聚楽」や「花屋敷」といった今でも馴染みのある名前が出てくるところがある。もともとは、神田須田町の飲食店からスタートした聚楽が、小説の頃になると花屋敷という遊園地を買収するという話が出てくる。実際にあった話のようだ。引用しよう。
「広養軒といえは、前の聚楽……」
とバーテンは言うのだった。「須田町食堂の発展は大したもんですね」
各所にある「聚楽」という食堂は須田町食堂で経営していることは、私も知っていたが、
「 ── 今度、花屋敷を買うそうですね」
(「如何なる星の下に」(講談社文芸文庫)194~195ページ)
というわけで、今もある浅草聚楽へ行ってみよう。
メトロ通りを行けば、浅草聚楽がある。
隣りに座った初老の紳士がオムライスを注文している。そこで、浅草洋食プレートにしてみた。
なんだか楽しいメニュー。美味しくいただいた。それにしても、今回のお店、小説を読まなければ行くことがないお店ばかりで、意外とこういうもの楽しいものだと思った。
■浅草聚楽 (あさくさじゅらく)
東京都台東区浅草1-23-9
11:00~21:00
無休