スノーボード/スノーボード関連アイテムの選び方・メンテナンス

春スノーボードの必需品

春のスノーボードは、ハイシーズンとは天候や雪の状態が大きく異なります。花粉や黄砂などが飛び始め、雪の状態が変わってきますし、気温が高いため雪は水分を多く含んでいます。暖かく天気の良い中滑ることができる「春スノーボード」ボードやウェアのお手入れをしっかりとしておくことが、快適に楽しむためのポイントです!

服部 正男

執筆者:服部 正男

スノーボードガイド

まずはワックス&リムーバーを用意

春のスノーボードで一番の必需品はなんと言っても「ワックス&リムーバー」です。3月に入ると花粉が飛び始め、さらに中国から黄砂が飛んできますし、新しい雪が降ることは少ないのでそれらが雪の表面に大量に付着しています。

ゆき

春になると雪に汚れが付着してきます

春のスキー場に行ったことがある方は、雪が少し茶色っぽくなっていたり、黒っぽくなっているのを見たことがあるんじゃないでしょうか? コレの正体が「花粉」や「黄砂」なんです。

春になりこの「花粉」や「黄砂」がゲレンデに大量に飛散することで、スノーボードの滑走面にくっついてボードの滑りが非常に悪くなります。斜度の緩いところで止まりそうになったことはありませんか?

とにかく春スノーボードを楽しむためには、スノーボードが良く滑る状態にすることが大切です!

【ポイント1】ボードの汚れをしっかり落とす!
汚れが付いたままのボードにワックスをかけても、その効果は半減してしまいます。まずは「リムーバー」を使用してしっかりと汚れを取り除いておくこと。汚れをしっかり取り除くことが大切なのです。

【ポイント2】フッ素含有ワックス
春は気温が高く、雪がどんどん解けている状態です。雪が水分を多く含んでいる状態ですので、水をよく弾く「フッ素」をたくさん含んだワックスを使用することでボードが良く滑ります。

リムーバーやワックスのやり方はこちらの記事も参考にしてください。


ゴーグル跡を防ぐ日焼け止めも重要

春は日差しが強く、雪の照り返しもあるため油断しているとかなり日焼けをしてしまいます。滑り終わったらゴーグルの跡がクッキリ!なんてことも……。

シーズン中はフェイスマスクなどで日焼け対策をしている方も、春になって暖かくなってくると、滑っているうちに暑くなりフェイスマスクも取ってしまいたくなりますよね。そんな時には必ず日焼け止めを!!


水分を含んだ雪は防水スプレーで対策

春は雪が柔らかく、水分を含んでいるためウェアが濡れやすいです。とくに春にジャンプやトリックの練習をしようと思っているなら、防水対策は必須! 転んでもできるだけ濡れないように対策をしておくと良いでしょう。

ここで防水スプレーの正しい使い方を説明しておきます!

【1】ウェアの汚れなどは濡れた布などで軽く落としておく

【2】防水スプレーはウェアがしっとり濡れる程度までかける! 防水スプレーは必ず屋外で行ってください。

スプレー

ウエアが少し濡れる程度スプレーしましょう。目安として、スプレー缶1本でウエア2セットに使用できます。



防水

防水スプレーは必ず屋外で!そして良く乾かすことで撥水効果を発揮します。



【3】防水スプレーで濡れたウェアがしっかり乾くまで陰干しする。防水スプレーをしっかり乾かすと言うことがポイントです!


ちなみに、ゲレンデに行って、滑る前に防水スプレーをかけている方もいますがそれではあまり効果的とは言えません。出発前日までに自宅で、防水スプレーをしておくと良いでしょう。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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