耳をすませば
妙本寺は、山の尾根と尾根にはさまれた、谷(やつ)と呼ばれる谷間の地形に境内が広がる、自然豊かな、とても静かなお寺です。境内の一番奥にある「祖師堂(そしどう)」という大きなお堂に上がらせてもらいます。
耳をすませば
ここで、参加者全員で行ったのが、座って目を閉じ、周囲の音に耳を澄ませるという、ただそれだけのこと。
しかし、実際に静かに目を閉じて、聴覚を研ぎ澄ませると、普段は聞こえない様々な音が聞こえてきます。自然の音、子どもの声、飛行機などの人工音。我々の生きている世界は、こんなにも多くの音に包まれているのだ、ということに今更ながら気づきます。
ツアー案内役の宇治さんによれば、人間はおよそ8割の情報を目から得ているのだそうです。
普段の生活では、シャットアウトしているけれど、我々のカラダや感覚というのは、自分で認識しているよりも、より多くの可能性を秘めているのかもしれませんね。
座禅体験
その後、座禅体験をし、「足がしびれた!」という悲鳴もあがる中、一行は、妙本寺裏手のハイキングコースへと向かいました。
山登りに挑戦!
山と海に囲まれた地形の鎌倉には、いくつかのハイキングコースがありますが、今回、挑戦したのは「祇園山ハイキングコース」という、比較的、短めなコース。鎌倉で、こんなに大変な山道を登るとは!
事前に、今日は山登りがあると聞かされていたものの、まさか鎌倉で、こんなに大変な山道を登るとは、参加者の多くが想像していなかったことでしょう。
とはいえ、鎌倉の山は、たいした高さではありません。鎌倉の自然についてのレクチャーを受けながら、登山開始から約30分ほどで頂上の「見晴台」に到着。鎌倉の海、稲村ヶ崎、江ノ島などの景色を満喫しました!
祇園山の見晴台
下山後は、地元の鎮守である八雲神社や、鎌倉時代の商店街の跡「町屋址(まちやあと)」などを見学。
そして、午前中の最後は、川が蛇行して流れているため、海ではなく山のほうへ川が流れているように見える『逆川橋(さかさかわばし)』にやってきました。
この後、宇治さんから、ある指令が参加者に出されます!