温泉/関東の温泉

湯畑付近に復元!草津温泉の新名所「御座之湯」(2ページ目)

温泉の自然湧出量が日本一の草津温泉はいつでも多くの観光客が訪れ、大人気の温泉地ですが、現在、再開発プロジェクトが行われています。プロジェクト中で目玉の一つが「御座之湯」の復元。2013年4月にオープンして以来、今やすっかり草津温泉のシンボル的存在になった「御座之湯」を徹底的にご紹介します。

植竹 深雪

執筆者:植竹 深雪

温泉ガイド

明るく開放感のある浴室には2種類の源泉が同居!

内湯入口

男女別内湯は日替わりで交替


温泉は男女別の内湯のみ。温泉は木之湯と石之湯の2つで、造りが違うものとなっており、趣の異なる浴室が日替わりで交代します。私が訪れた時は女性が石之湯でした。

石之湯

この日女性は石之湯


天井が高くて開放感がある浴室には、写真手前の湯畑源泉と奥の万代鉱源泉の2つが引かれて同居しています。湯畑源泉は以前からありましたが、万代鉱源泉は掘削によって後に利用できるようになったものです。

湯畑源泉は、酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉。万代鉱源泉は、酸性-塩化物-硝酸塩泉。

2つの違う源泉を楽しみながら浸かることの出来る浴槽は、入り比べてみると浴感が全然違うことがよくわかります。この日、万代鉱の方が熱めで浴感がぬるっとし、ちょっとピリピリします。これに対し、湯畑源泉は温度も適温と感じられる42度程で、浴感もソフト、そしてほのかに硫黄臭が香りもあり。草津らしい刺激はあまり感じられませんでした。

基本的に草津温泉の共同湯には、洗い場が用意されていないところが多いのですが、御座之湯では4つだけ用意されていました。ただ、酸性泉で刺激も強い湯なこともありますが、ゴシゴシこすってしまうとお肌に傷がついてしまうかもしれないということと、あとせっかく付着した温泉の成分を洗い流してしまうのはもったいないという点でも、デリケートな肌質の方以外、ピーリング効果も期待できるので、洗い流さないことをオススメします。

白旗源泉

隣にある白旗源泉

再開発プロジェクトは、2015年3月現在、まだまだ途中段階です。2015年4月末には、湯もみショーを披露する熱の湯が再開の予定ですし、少しずつ変貌する草津温泉が楽しみです。

<DATA>
御座之湯
・住所:群馬県吾妻郡草津町大字草津421
・電話:0279-88-9000
・料金:大人500円 
・営業時間:7時~21時(最終入館20時30分まで)
*平成27年3月31日までは8時から営業開始
・公式HP:http://gozanoyu.com/

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