Synk;yetの気になる今後
前回の治療の様子
また、合わせて放射線治療を16回行なうため、一時的に味覚を失なったり、唾液が出づらいといった後遺症を今も伴っているとのことだ。
現在、触れてわかるほどのしこりの大きさを抱えているが、体調については問題ない様子で、予定通り、3月26日(木) TSUTAYA O-WESTにてワンマンライブ「Expanding Inner Core-THE FINAL-」が行なわれる予定だ。
ワンマン後に生検手術を行ない、術後、2~3週間後に判明する結果で、腫瘍が悪性と診断された場合、前回よりも過酷な治療が強いられ、最悪の場合、今後音楽活動を断念せざるを得ない。
つまり次回のワンマンライブが生涯最後のワンマンであり、ライブになるかもしれず、それをすでに強く覚悟しているという。
これまでの経緯による音楽性の変化について尋ねると、「それについては変わりはありません」と謙虚に語っていた。だが、作品のリリースを重ねるにつれて表現される世界観は着実に厚みを増している。特に気迫と共に表現されるヴィジュアル系ならではの儚さといった繊細さは、彼らだから描ける世界観のひとつだ。
新たな局面を迎えようとしているSynk;yetだが、彼らだからこそ放つことのできるサウンドに今後も期待したい。そして、検査結果や様態に関わらず、3月26日は最高の勇姿を見せつけてくれるだろう。
ヴィジュアル系のライブでボーカルが「明日のことなんか考えるな」というようなセリフを放つ場面をよく見掛ける。また、ライブを終えるとフロアから「現実に戻りたくない」といった言葉を耳にすることを思うと、音楽によって救われる、あるいは支えられている人は少なくないと感じる。
ある種、ライブハウスという空間は、現実とは無縁の空間であり、バンドがなくなることは、それを応援する者から空間や依りどころを奪うことにもなる、といっても過言ではない。それほど、バンドとファンの結びつきは強いと言えるのだ。
今、そこへ意志に反して、今後ライブをすることができないかもしれないという現実をつけられているバンドが存在する訳だが、そこにファンを取り残すことなく、今後も一緒に夢を見られるような活動を続けられることを切に願うばかりだ。
受け取るメッセージ、色紙、花などにいつも勇気づけられているという
最後に栞より読者へ向けたメッセージを掲載します。
「まだ検査結果が出ていないので、今後に関する具体的なことはわかりません。
ただ、自分自身、今後、バンドを続けることが出来るのか出来ないのか、という選択は迫られると思います。
ですが、自分がバンドにいようといなかろうと今までと変わらずバンドを応援していてほしいです。
自分限界ギリギリのところまで活動していきますので、今まで応援してくれた方もこれを機に知った方も、応援を宜しくお願いします。」
<INOFRMATION>
Synk;yet
2015.3.26(木)TSUTAYA O-WEST
「Expanding Inner Core-THE FINAL-」
OPEN: 17:30 / START 18:00
前売 \ 3,000 / 当日 \ 3,500 ※Drink代別
※当日重大発表あり
※入場者特典あり
詳しくはオフィシャルページまで
Synk;yet Ba. 栞-shiori-
http://ameblo.jp/synkyet-shiori/
Synk;yet オフィシャルページ
http://synkyet.com/