Apple Watchは3種類。大きく異なる値段設定
次の話題はApple Watchです。製品そのものは以前から発表されていて価格や発売日だけが未定でしたが、今回、正式に発表されました。Apple Watchは2015年4月24日に日本、オーストラリア、カナダ、中国、フランス、ドイツ、香港、イギリスとアメリカで販売されます。個人的に日本は少し遅れるのでは?と勝手に心配していたので、とてもうれしいニュース。
Apple Watchの価格ですが大きく分けて3つの構成になっており、Apple Watch Sportが42,800円(税別)および48,800円(税別)、Apple Watchが66,800円(税別)から132,800円(税別)、そして18Kゴールドから作られたApple Watch Editionが1,280,000円(税別)と、素材やバンドのデザインによって大きく異なる価格設定が行われています。
ただ、私自身は普段腕時計をしないため、正直 Apple Watch の魅力はよくわからないという感想なのですが、自分のiPhoneの利用シーンと照らし合わせて考えてみたとき、Apple Watch の存在価値は「情報のチラ見」だと感じています。
たとえば、自分がiPhoneの画面を見るとき、どのような時に見ているかというと、主に時間の確認、メールの確認がほとんど。メールの返信も数文字入力するくらいなので、Apple Watch でも代用できるでしょう。
さらに、電話に出るという行為も、Apple Watch で劇的に変化するかもしれません。マナーモードでiPhoneをポケットに入れておくと、電話やSMSに気づかないことが多いですが、Apple Watch なら腕で振動するため、電話やSMSに絶対に気づきます。また、電話に出るのもこれまでになく素早くできるようになるでしょう。
今回の発表会は、新しいMacBookとApple Watchの紹介という内容でしたが、商品の数以上にAppleの商品作りの奥深さを改めて感じるものでした。
Appleが毎回発表する新商品は、技術面よりもそのデザイン性ばかりが取りざたされることが多いですが、根底には「コンピュータが苦手な人でも違和感なく新しい技術を使いこなせるように仕上げる」というのがあるためだと考えています。
マニアが喜ぶ機能や装飾をするのではなく、誰にでも自然に受け入れられるデザインを実現するためにさりげなく最新技術を盛り込む。クオリティに徹底的にこだわる。こういった企業理念が他の会社が決して真似できないAppleの魅力なんだと改めて強く感じました。
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