目前に迫る五輪予選
バスケットボール日本代表は男女共に今年の夏、リオ五輪出場を賭けたアジア予選が始まります。しかし、以前より様々な問題点、課題の改善を日本バスケットボール協会に求めていたFIBAは2014年11月、いよいよ加盟国協会として日本に資格停止処分を通達。これにより無期限の国際試合禁止処分をバスケットボール日本代表は受けているのです。という事は。問題が改善される事がない限りバスケットボール日本代表は永久に五輪に出場出来ないのです。
さて、FIBAが日本バスケットボール界に求めているものとは一体なにでしょうか。
サッカーJリーグ発足の立役者でもある川淵三郎氏をチェアマンに据え、FIBAからも役員が参加する形で2015年1月に発足した”タスクフォース“のプレスリリースには以下のように記述してあります。
1) 男子2リーグの統合
”FIBA Official Basketball Rules“ に従い、JBAの傘下で運営されるトップリーグ
(1リーグ)を創生し、国内全体でリーグを成長させる。
2) 日本バスケットボール協会(以下、JBA)のガバナンスの強化
…機能的、効果的、時代の先端を行くJBA組織を再構築する。
3) 日本代表(男子・女子)の強化体制確立
…具体的に実行可能な長期プラン(2024年までをカバーするもの)を策定する。
http://www.japan2024.jp/press/150128.html
タスクフォース公式サイト
時間はないが希望はある
最近では民放テレビ局でも取り上げられているので、既にタスクフォースの存在をご存知の方や、日本の男子トップリーグがbj leagueとNBLに分かれている事が1番の問題と認識している方も多いとは思いますが、2リーグ制が存在する他国や、独自ルールを採用するNBA(全米バスケットボール)の存在を考えると、特筆すべき点はガバナンス強化・代表強化体制の確立となります。また、タスクフォースが設定するタイムテーブルを見ると今年の6月下旬に行われるFIBA首脳級審議会までにひとつの結論を導こうとしているのが分かります。