自立すると恋愛しにくい?
自立すると恋愛しにくい?
でも、実際は自立しないと人を本当の意味で人を愛することはできません。
今回は「自立と愛の関係」について説明します。
どうして「自立すると、恋愛しにくくなる」と誤解をしてしまう人が多いのでしょうか?
それは、「相手を必要とすること=愛情」だと勘違いしている人が多いからです。
でも、それは自分のための愛(=自己愛)です。
愛は求めるのではなく、与えるもの。だから、相手に求めている段階では、まだ本当の愛ではないのです。
中には、「だったら、自己犠牲をしてでも、相手に愛を注げばいいの?」と誤解してしまう人もいます。
いえいえ、まずは自分が自分をきちんと愛し、幸せにしなくてはいけません。
相手を使って、愛をもらおう、幸せにしてもらうと思うのではなく、自分で自分を愛し、幸せにするのです。
それが、「自立をする」ということです。
ある意味、自立すると恋愛しにくくなる!?
実は、「自立すると、恋愛しにくくなる」というのも、一理あります。自立をすると、依存体質の人とは恋愛しにくくなります。依存する人を魅力的に思わなくなるからです。
もし周りにいる異性が、まだ自立していないのであれば、恋愛しにくくなるかもしれません。
ただ、何度も言うように、相手を必要とすることが愛情ではありません。自己愛の押し付け合いのような恋愛を繰り返しても、そこには本当の愛はありませんよ?
基本、他人を自分の思い通りにすることはできません。
それなのに、依存し合っているカップルは、自分が幸せになるために、相手に期待し、理想を押し付け、逆に相手からも理想を押しけられ、お互いに苦しくなって関係を壊していく、といった恋愛を繰り返しがちです。
そんな“恋愛ごっこ”をしたいだけなら、自立は必要ないでしょう。ただ、そんな恋愛を繰り返しても、幸せにはなれませんよ?
お互いに自立しているからこそ、お互いに支え合い、自分も相手も幸せになれる恋愛ができるのです。
次のページで、「自己愛と本当の愛の境界線」について紹介します。