TOYOTA(トヨタ)/トヨタの車種情報・試乗レビュー

新型アルファード、ヴェルファイアの走りはどうか?

上質さを謳う新型アルファード、ヴェルファイアはトヨタらしく細部にわたって正常進化している。全パワートレーンすべてに試乗、気になる走りやシートの完成度などを報告したい。販売面で大型ミニバン市場を独走するアルフェード、ヴェルファイアを試乗レビュー!

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

まさしく正常進化! 大型ミニバン新型アルファード/ヴェルファイア

トヨタ・アルファード/ヴェルファイア

ボディサイズは全長4915×全幅1850×全高1895mmで、エアロボディは全長が20mm長くなり、4935mmに。「エグゼクティブ・ラウンジ」は全高は1935~1950mmと高くなる。価格帯は319万7782円~703万6691円


販売面で大型ミニバン市場を独走するアルファード、ヴェルファイア。いまや「トヨタ」ブランドで最高価格グレードを擁する新型だが、発売から約1か月で月間目標台数の約6倍、約4万2000台受注という好調なスタートを切っている。

新型は豪華なシートや快適装備を満載し、両車ともにエアロボディを設定するなど、好みに応じてフォルムが選べるようになった。
トヨタ・アルファード/ヴェルファイア

写真の「エグゼクティブ・ラウンジ」は重量増と全高が高くなることから、サスペンションのセッティングを柔らかめにしているそうで、タウンスピードでの当たりは確かに柔らかく感じるが、重量増と全高アップにより高速道路でのコーナリング時などはロール剛性がもう少しという印象だ


ショックアブソーバーを低い位置に配置し、コンパクトなトレーリングアームを使い、サスペンションアームを湾曲させるなど苦肉の策ともいえる新開発リヤ・ダブルウィッシュボーンを採用するなど、上質な乗り心地も謳い文句のひとつだ。

次ページは、エンジンの違いによる走りの差に迫る
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