掘ればそこに海が広がる
お父さんゲーマーとしては、神になって世界を創造するゲーム、ポピュラスを思い出してしまいます
プロジェクションマッピングというのは、普通白くて四角いスクリーンに投影する映像を、ビルなどの凹凸があるものに対して、その凹凸にあわせた映像表現を投影する技法で、え~でる すなばでは、子ども達が遊んで作る凹凸に対して映像が投影され、リアルタイムに変化していきます。
アーチの形を作るように指示されて、頑張って作ると、それが虹色になったり、砂を掘っていくと、そこが水色になっていって海が作れたり。あるいはテントウムシなどがでてきて、それを手ではじいて砂で作った穴にいれたり、なんてこともできます。
それどころか、今度はその穴に入れた虫に砂ダンゴをぶつけたり。映像のテントウムシに、自分が手でこねた砂ダンゴがぶつけられるんですよ? そんなの子ども達が遊んだら、楽しいにきまってるじゃないですか。いえ、大人が遊んだって、楽しいです。思わず「おーっ」て、声がでちゃいます。
遊んだ後は、おかたづけ
遊んだら片づける、とても大事なことです
これが大人向けのゲームであれば、お金を払ったんだから片付けはやっといて欲しい、という考え方もあるかもしれませんが、子ども達に遊んでもらうとなれば話は別です。「遊んだら、片づける」という当たり前のことを、最初からできる子なんていません。ですから、子を持つ親たちは、どうやって「おかたづけ」を教えるか、習慣づけるか、とても苦労しています。
ガイドには2歳半の娘がいますが、家では「おっかたづけ~、おっかたづけ~」というオリジナルの歌を一緒に歌いながら片づけるようにしています。通っている保育園では、運動会で玉いれをしたあと「おかたづけ競争」なるものをして、みんなで玉を箱にしまい、並んで座るところまでをゲームにしていて、関心したこともあります。
そういう視点で見ると、「え~でる すなば」は、単なる娯楽以上のものを提供しようとしていることが良く分かります。