アミューズメント施設に砂場が?
室内なのに、砂場なのです
触ると、砂といっても、普通の砂とは違います。砂場にあるようなものよりまとまりやすく、水を使わなくても簡単に造形ができます。まとまりやすい性質のおかげで、普通の砂のように目に見えないレベルで拡散して、なんだかそこらへんがザラザラと砂っぽくなってしまう、というようなこともなく、片付けも簡単です。実はこういう商品、いくつかあるようなんですね。「キネティックサンド」「ダンシングサンド」なんていう名前で見かけます。幼児グッズ界隈では、チラホラ見かけるようになってきたオモシログッズという感じなんですね。
これを使えば面白いことができそう、というのは触ってみた人の多くが考えることなのでしょうけれど、まさかそれを業務用ゲーム機の筐体の中に入れて、アミューズメント施設に置こうなんて思う人は、そうはいないでしょう。
しかし、いるところにはいるんですね。どうも、セガにはそういう方がいらっしゃるようです。そしてしかも、Kinectセンサーとプロジェクションマッピングを組み合わせて、デジタルとアナログが融合したインタラクティブな砂場として実現してしまったというから驚きです。その名も絵が出る砂場で「え~でる すなば」。
絵が出る砂場「え~でる すなば」
モーションセンサーにはKinectが使われています
使われている砂は「え~でるサンド」と呼ばれるもので、前述したキネティックサンドなどとほぼ同じような手触りです。ボタン類等は一切なく、洗面台の水受けを大きくしたような白い器に砂が入っていて、そこにプロジェクションマッピングで映像が投下されます。
テーマにそって遊び方を誘導してくれる「できるかなモード」と自由に遊べる「すなあそびモード」があるんですが、それも何もないところに、プロジェクションマッピングでボタンが表示されます。この時点で、既に少しワクワクなんですよね。
しかし、遊び始めると、もっともっとワクワクです。何しろこの砂場は、掘れば泉の湧く砂場なのです。