トルコの元気なワインブランド
近年、ブランド力もつけてきたトルコワインメーカー各種
※トルコでは2013年6月に新しい法律が施行され、アルコールを扱う企業のHP規制が厳しくなりました。このため、各社HPのリンクにはあまり詳細なワインの説明はありません。
カヴァックルデレ・セレクションは数々の受賞歴も(©Kavaklidere)
1929設立の老舗で、最大手の一つ。アンカラ、カッパドキア、マニサに工場を持ち、年間1950万リットルを生産しています。20%は輸出しており、国内外コンテストで500以上メダルの受賞歴があるのだとか。ガイドは個人的に、セレクションシリーズの赤、オキュズギョズ&ボアズケレが好みです。
今ではドルジャ社を代表するブランドと言っても過言ではないほど、人気を博したサラフィン(©Doluca)
1926年設立の老舗で、上記カヴァックルデレ社と並ぶトルコ最大手の一つ。1400万リットルの生産キャパシティを持っています。全国6か所にブドウ園を持ち、現在7種のブランドでワインを生産。ガイドのおススメは、なんといってもサラフィンシリーズの白。
海外の評価が高いカイラ・ヴィンテージ(©Kayra)
元は国営だったアルコール専売局を民間企業数社が買収して民営化したブランド。アルコール飲料生産では世界有数の規模で、ワインだけでも6種以上のブランドを出しています。中でもカイラ(Kayra)シリーズは世界的に評価も高く、イスタンブールの高級レストランなどで扱われる一流ブランドです。カイラヴィンテージなど高級感あふれる上質ワイン。
■コルヴス(Corvus)
建築家として有名なレシット・ソレイ氏が、エーゲ海に浮かぶボズジャ島で始めたワインブランド。2002年にスタートしたブランドながら瞬く間に人気を博し、立ち上げ当初から海外で多くの賞を受賞。トルコのワインブームに一役買ったといっても過言ではありません。レシット氏自らデザインしたボトルや内装を手掛けたボズジャ島のワイナリーなどスタイリッシュな雰囲気も人気の秘密。ボズジャ島特産のクントラなど一飲の価値あり。
かつてはキリスト教徒が洞窟に隠れ住んでいたカッパドキアでは、ワイン生産も盛ん。
トルコ特産ブドウの生産が多いカッパドキアの2大ブランド。どちらも現地にワイナリーを持ち、希望すれば見学もできます。コジャバーの赤(カレジックカラス)は深みのある味わいがワイン好きを喜ばせる逸品。
ブドウとワインの島、ボズジャ島には地元ワインブランドが目白押し。ギュレルアダのオーナー・ハサン氏は、ブドウの世話をし、ワインの様子を見ながら一日3Lは飲んでいるのだそう!
コルヴス同様、ボズジャ島を拠点にしたワインブランドたち。それぞれワイナリーを持っているので、ボズジャ島に行った際にはぜひ各所を訪れてテイスティングしてみて。風が強いエーゲ海の気候がもたらす上質なブドウのワインが各種そろっています。
お土産にトルコワイン、どこで買える?
ワインは確かに重たいけれど、今旬のトルコワインだったら、いいお土産になること間違いなし。下記はトルコでワインが購入できるスポットです。トルコワインだけを専門に扱う店舗はあまりないので貴重な存在(©Sensus Galata)
トルコの地元ワインがそろうワインショップ。テイスティングも可能で、ソムリエが地元トルコワインについてレクチャーしてくれることもあります。独自ブランドも出しており、品ぞろえではトルコ随一の500銘柄。ワインだけでなくワインに合うチーズやサラミなどデリ部門もあり、その場でワインと食事を楽しむことも可能です。夕方はかなり混雑します。
見事なコレクションのリカーショップ
タキシムから徒歩10分ほどのジハンギル地区にある、品ぞろえのいいアルコールショップ。店内所せましと商品が並び、イスタンブールの酒好きが集まる有名スポットです。おススメなどについても丁寧に教えてくれます。
■大手スーパー
大都市であれば、ミグロスやカルフールといった大規模スーパーマーケットに必ず豊富なワイン売り場があります。地元トルコワインが中心の品ぞろえなので、お土産目的でも十分活用できます。ただし、保守的な県や地方都市だと大手スーパーでもアルコール売り場がないこともあります。
売れ筋ワインをサクッと買うぐらいならスーパーでも十分
■「TEKEL BAYII」マーク入り雑貨屋
観光地だと大手のスーパーに行くチャンスもないことが。そんな場合は、町の至るところにあるキオスク的な雑貨屋の中で「TEKEL BAYII」というマークの入った場所でアルコール飲料を買うことができます。これは「専売店」という意味で、おおよそ売れ筋ワインなら置いてあります。
TEKEL BAYIIは、なぜかこんな風に青い看板であることが多いので、これが目印
■空港免税店
最後の手段、としてイスタンブールのアタトゥルク空港免税品店でも購入可能。24時間オープンなので搭乗時間が何時であれ利用が可能です。