多民族国家ならでは、本場ミャンマーの味!
清潔な店内
地元メディアでも取り上げられる人気店
今回は、珍しいミャンマー料理をご紹介します。
場所は、MTRシティーホール駅から徒歩5分ほど、アクセスの良い場所にある、「リトルヤンゴン」こと、ペニンシュラプラザ。ミャンマーのものを扱うショップが揃ったショッピングモールなのですが、ぶらぶら歩くだけでも面白いです。ご紹介するのは、そのペニンシュラプラザにある本格的なミャンマー料理店です。
ペニンシュラプラザの地下にはレストランが並び、ふるさとの味を求めるミャンマー人で大にぎわい。どこにしようか迷ってしまいますが、ガイドのお勧めは「インレーレストラン」。レストランによっては、英語があまり通じない所もあって、ミャンマー文字で書かれたメニューは読み取れず、「指差しで注文したものの、結局何という料理を食べたのかわからない……」、なんてこともあったりしますが、こちらは英語のメニューがあり、そんな心配はご無用。お店の方の中には片言の日本語が出来る方がいたりして、安心して食べられます。
この日は、2人前のお勧めセットメニュー(34.99シンガポールドル)をチョイス。2種類のメインディッシュと、サイドディッシュ一品、デザート二品が選べ、シェアして食べられます。更に単品で、揚げたCatfish(ナマズ)のついたRoselle Leave Rice Salad(9シンガポールドル)を追加しました。
ミャンマー料理ってどんなお味?
大きなシーバスがまるまる一尾。Seabass with Hot Sour Spicy Sauce
ハイビスカスの葉がアクセント
油を多用するのがミャンマー料理の特徴とか
そして、ガイドの一押しが、もう一品のメインディッシュ、シーバス(スズキの一種)を揚げたSeabass with Hot Sour Spicy Sauce。一尾まるまる揚げてあり、火加減が抜群。臭みのない身はふっくら、表面はぱりっと仕上がっています。尾までカリカリに揚がっているので、スナックのように食べられます。コリアンダーの葉が入ったスイートチリソースと合わせると、ビールにもぴったりの味わい。この日は頼みませんでしたが、こちらでは、異国情緒たっぷりの、ミャンマービールも味わえますよ。
カリカリとした空豆が茶の葉と合います
それから、もう一つのお勧めは、白米と一緒に出て来る干しエビのふりかけのようなもの。エビの旨味がぎゅっと凝縮していて、ご飯がすすみます。
ミャンマーの「別腹」デザートをご紹介
左がShwe Yin Aye、右がHpa Luda
かなりお腹はいっぱいでも、別腹で食べられてしまうデザート。メニューは、フルーツサンデーや、シンガポールらしいアイスカチャン(マレー風かき氷)もあるのですが、ここはやはりミャンマーデザートを。
お店の一押しは、薔薇の香りのデザート、Hpa Luda と、ココナッツミルクたっぷりの、Shwe Yin Aye。
Hpa Ludaは、薔薇の香りの甘いシロップの中に、固めのカスタードプリン、タピオカ、仙草ゼリーというハーブ系のゼリーが入り、上にはバニラアイスクリームが乗っています。上のアイスクリームを溶かしながらいただくと、南国風のパフェというような印象で、お腹がいっぱいでも食べられてしまいます。Shwe Yin Ayeは、ミャンマーの伝統的なデザートで、ココナッツミルクの中にはタピオカ、パンダンゼリーなどのゼリー類の他に、食パンが入っているのがポイント。なぜ食パン? と思いつつも、ココナッツミルクに浸された食パンは、優しい味で、辛い食事の後にはほっとする味わいでした。
珍しいミャンマーの味、この機会に楽しんでみてはいかがでしょうか?
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■Inle Restaurant
営業時間:11:00~22:00(無休)
住所:111 North Bridge Road, #B1-07 (A/B) Peninsula Plaza, Singapore 179098
TEL:+65 6333 5438
アクセス:MRTシティーホール駅から徒歩5分ほど