いじめ問題・対策/いじめ予防

いじめ被害者にならないために予防できること

どんな理由があってもいじめはしてはいけないことです。しかし、これだけいじめがなくならない状況の中で、よくある「いじめの発生原因」を知り、予防することも大事だと思います。典型的ないじめのきっかけである「からかい」の要素をできるだけ少なくしていきましょう。

小野田 真里子

執筆者:小野田 真里子

いじめ問題・対策ガイド

どんな理由があっても「いじめ」はいけないが予防は必要

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誰でもできるいじめ予防

いじめをする子供、いじめを傍観している子供はよく「いじめられる理由がある」と言います。また、いじめを「様子を見る」と言って止めない教師も「いじめられる側にも問題がある」と言います。

しかし、理由があるからといっていじめてもいいわけではありません。その部分はしっかりと大人は子供たちに伝えていく必要があると思います。そこを踏まえたうえで、いじめられないために押さえておきたい点をこれからご紹介していきたいと思います。典型的に始まることを知ることで、予防につなげることができると思います。

いじめの原因「からかい」はどんなときに始まるか

いじめの原因としてこどもたちは、ふざけっこ、からかいをあげています。(参考:いじめの動機についての警視庁の調査)
では、どんなことからその「からかい」は始まるのでしょうか。
  • 服がよごれている
  • 髪の毛がぼさぼさ
  • 忘れ物が多い
  • 遅刻が多い
  • 食べ方が汚い
  • 太っている
  • 動作が遅い
  • くらい
子供たちに聞くと、だいたい上記のことをあげます。
残念ですが、子供たちは無邪気であるがゆえ、残酷です。

最低限おさえておきたいいじめ予防

かなり現実的な内容ではありますが、前に述べた「からかわれる」要因をできるだけなくしていくことが、いじめ予防として具体的におさえていただきたいことです。
  • 服装を清潔にする
  • 髪の毛を清潔にする
  • 忘れ物をなるべくしない
  • 時間やルールを守る
  • 極度な肥満にならないように注意する
  • 周りに迷惑をかけない程度なペースで動く

特に小学校低学年の子供達は、誰かのせいでクラスのペースが乱れることを嫌がります。

ですから、できるだけこれらの「からかい」の対象にならないよう家庭で予防することも必要であると私は思います。小学校低学年のいじめが解決に至らないと、高学年、そして中学校まで続いてしまうという現実を考えても、これらを気をつける習慣をつけることは身を守ることになります。

また社会に出てからも積極的に役にたつわけではありませんが、周りに迷惑をかけないという観点から身につけておいたほうが良いと思います。

いじめはいけないと折に触れ子供には伝える

そして、折に触れ「いじめはいけないこと」だということを話していただきたいと思います。「いじめ」はしてはいけないことであると同時に、「いじめ」をされることも通常ではないのだということを子供たちに認識させるのです。

物を盗まれないための工夫や予防をするように、いじめられないための工夫や予防をし、「いじめ」そのものはいけないことなのだと家庭で教育していくことで、深刻ないじめ被害が少しでもなくなることを願っています。
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