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自転車エアバッグヘルメットが安全に革命をもたらす!?(2ページ目)

自転車で事故を起こした際に頭部を保護してくれるヘルメット。その有用性は多くの人に認識されていながらも、ライトユーザーへの普及はまだまだ進んでいないのが現状。先日、そんな状況を変えるかもしれない画期的なヘルメットがスウェーデンからやってきました。

執筆者:佐藤 旅宇

エアバックヘルメットは街乗りサイクリストの福音か!?

先日、日本市場への本格導入にあたり来日したホーブディングのCEO、フレデリック・カーリング氏はこう言っています。

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スウェーデンから来日したホーブディングのCEO、フレデリック・カーリング氏。

「ヨーロッパでもシティサイクルに乗る人は、ヘルメットはトゥーマッチというイメージを持っており、普及があまり進んでいません。そんなユーザーがより安全に、よりファッショナブルに自転車を楽しめるようこのホーブディングを開発しました。一般的な自転車ヘルメットと比較してホーブディングの耐衝撃緩和性は約3倍。さらに頭部だけではなく、顔や首まで保護するため事故時のダメージを大きく低減させることができます。ヘルメットは最初に大きな衝撃が加わると割れてしまい、その後の衝撃から頭を保護することが難しくなりますが、ホーブディングはそういった二次的な被害も防ぐことができます」

つまり、普段着にも合わせやすいデザインによって頭部保護具の着用率を高めるとともに、ヘルメットより優れた頭部保護力を実現するギアがこのホーブディングというわけです。


エアバッグ構造の利点は◯、ライトユーザーには価格がネックか

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エアバッグが膨らんだ状態。首や顔も含めて頭部全体を包み込むように保護するので、頭部が何度も叩き付けられるような事故でも効果を発揮してくれるのが、エアバッグ構造ならではの利点でしょう。

装着時の見た目は確かにヘルメットほど大げさな感じはなく、髪型の崩れを気にすることもなくなります。 ただし、ライトユーザーに普及させるにあたって5万4000円(税込)という価格はネックとなりそう。動作が保障される期間は5年間とそこそこ長いですが、一度作動させてしまうと再使用は不可。

自転車をクルマに替わる交通手段として存分に活用していなければなかなか手の出せる金額ではないでしょう。 もっとも、普及が進んで生産数が増えれば価格は大幅に安くなることも予想されます。自動車のエアバッグだって最初は一部の高級車にしか採用されていなかったのですから。

ちなみに現時点では子どもには使えません。子どもの場合、センサーが事故の挙動を正確に読み取ることが難しいからだそうです。

また、作動したエアバッグは事故直前10秒間のモーションデータがブラックボックスに保管されます。メーカーはブラックボックスを回収し、次の商品へとフィードバックする一方、ユーザーは次のホーブディングを割引価格(※記事末尾参照)で購入することができます。

■HOVDING 商品情報
価格:5万4000円(税込)
重量:600g
サイズ:S、M
最大使用時間:18時間
充電時間:6時間
問合せ:ライトウェイプロダクツジャパン(03-5950-6002)

※購入後年数:ユーザー負担金
(すべて税別)

1年以内 ¥15,000
2年 ¥20,000
3年 ¥30,000
4年 ¥40,000
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