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第87回アカデミー賞・受賞作を予想してみた!(2ページ目)

2月23日(日本時間)第87回アカデミー賞授賞式です!今年の授賞式は例年以上におもしろいはず。だって候補作が力作揃いで受賞の行方が読めないからです。とはいえ、予想せずにはいられないのが映画ファンというもの! で、アカデミー賞授賞式直前に主要部門の予想をしてみました!

斎藤 香

執筆者:斎藤 香

映画ガイド

混戦のアカデミー主演男優賞を予想!

前哨戦で物凄いデットヒートを繰り広げている主演男優賞候補はこちらの俳優たちです。

■マイケル・キートン★★
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

■エディ・レッドメイン★
『博士と彼女のセオリー』

■ブラッドリー・クーパー
『アメリカン・スナイパー』

■ベネディクト・カンバーバッチ
『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』

■スティーヴ・カレル
『フォックスキャッチャー』

博士と彼女のセオリー

エディ・レッドメイン(右)フェリシティ・ジョーンズ(左)『博士と彼女のセオリー』 3月13日(金)全国ロードショー (c)UNIVERSAL PICTURES

こちらはエディ・レッドメインとマイケル・キートンが頭一つ抜けていて、それに続くのがブラッドリー・クーパーです。エディは俳優組合が選ぶSAG賞の主演男優賞を受賞しており、これを受賞することはアカデミー賞も受賞すると言われている重要賞なのです。
しかし、前哨戦前半はマイケル・キートンが圧勝しているので、ますます受賞の行方がわからなくなり~。ホーキンス博士を繊細かつエレガントに演じたエディ・レッドメインが素晴らしかったので受賞してもらいたいですが、自身を投影した役をユーモアと狂気が入り混じった力強いパフォーマンスで魅了したマイケル・キートンが勝つかな。

同業者が選ぶアカデミー賞だから、今度はマイケルへの応援で受賞への道が開けそうな気がします。
バードマン

マイケル・キートン 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 2015年4月全国ロードショー ? 2014 Twentieth Century Fox

華やかな主演女優賞は誰の手に!

美しき主演女優たち、今年の候補はこちらの方々です。

■ジュリアン・ムーア
『アリスのままで』

■ロザムンド・パイク★★
『ゴーン・ガール』

■フェリシティ・ジョーンズ★
『博士と彼女のセオリー』

■リース・ウィザースプーン
『Wild』

■マリオン・コティヤール
『サンドラの週末』



ロザムンド・パイク

ロザムンド・パイク 『ゴーン・ガール』 (c) 2014 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.

 

こちらはちまたの予想とは違っていると思います。なぜなら3作品見ていないので判断できないのです……。なので、見ている2作品で第一候補、第二候補にしました。

ロザムンド・パイクはこれまでお人形のような美人女優だったのが、一皮むけた感がありましたね。『ゴーン・ガール』のキャラクターは完全に壊れた人でしたが、彼女が演じるとやっていることはおぞましいのに、ピュアな魅力さえ醸し出していました。これって凄いこと! 受賞してもおかしくないと思います。

フェリシティ・ジョーンズはホーキング博士を支える一途に尽くす妻役。共感を得る芝居で好感度高いけど、これからの女優だから、今回はないかな。ちなみに映画界の予想では、ジュリアン・ムーアの圧勝ムードです。認知症役で今度こそ受賞!と言われています。

>お次は作品賞と監督賞を予想してみます!
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