イタリア人でもなかなか手が届かない一流ブランド

店内写真

ブランドショップのディスプレー(ガイド撮影)

イタリア人の大卒の初任給は、日本のそれと比べると高くはありません。だからこそ、イタリア人にとっても一流のブランド品というのはそう簡単に手が届くものではないのですが、かといってローンを組んでまでバッグを買うということはなく、むしろ経済的に少し余裕の出てくる世代になってから持つものという認識があります。イタリアでは、まだ若いうちからこういった物を持っていると、実年齢以上に見られてしまうこともあります。
しかしそうして手にした一流品は、年月を経てもその良さが色褪せることなく、自分が使った後も子供に受け継がれて長く使い続けられるのがメリットです。本当に上質の一流品を長く大切に使っていくというのは、イタリア人の生活スタイルにとっても大切な軸になっています。
まずは自分の生活スタイルや年齢などを考えてから、自分に見合った相応しいブランドを見つけることが肝心です。

ブランドショップも人の家

店内写真

店内の様子(ガイド撮影)

誰でも、人のうちに招かれたら家の主人に対して礼を欠くことのないように気をつけると思います。玄関でまずは挨拶し、そして「上がってください」と言われてから「お邪魔します」と言って上がるでしょう。
ブランド店も自分の家ではありませんから、同じことなのです。そこで人の家に上がる時と同じように振る舞うように気をつけると、店員さんの対応が違ってきます。

まずショップに入ったら、目の合った店員さんにボンジョルノBuon Giorno(こんにちは)と声をかけます。店員さんは笑顔で、こう応じるかもしれません。

Come posso aiutarLa? コメ ポッソ アユータルラ?
(何かお探しのものはありますか?)

そこで、もしも既に何が欲しいか頭に思い描いているものがあれば伝えます。
Vorrei vedere le borse. ヴォレイ ヴェデーレ レ ボルセ
(バッグが見たいのですが)

あるいは、まずは店内を一通り見てみたいときには、この様に伝えます。
Posso farmi un giro? ポッソ ファルミ ウン ジーロ?
(店内を見てもいいですか?)

きっと店員さんはチェルトCerto!(もちろん)と言ってくれるでしょう。
お店に入る時に、まずこの一言だけで店員さんも気分良く店内を見せてくれます。
逆に黙って入ってきて、何も言わずに店内をキョロキョロし、あれこれ自分で手にとって見るようでは、店員さんにとっても感じの良いものではありません。自分の家に突然知らない人が訪れて、挨拶もなく玄関から上がってきたら驚きますよね?それと同じなのです。