イタリア語

本場イタリアの一流ブランド、買い物作法の基礎知識(2ページ目)

イタリアには、日本人にとって憧れのブランドがたくさんあります。そんなお店で一生使える一流品を見つけるのは、旅の楽しみのひとつでもあると思います。少々敷居が高いと思うかもしれませんが、それは一流品を置いているお店だからこその対応なのです。そこで少し気をつけるだけで、店員さんもとても気持ちよく応対してくれるものです。ここでは、映画「プリティウーマン」の気分を味わうための一言をご紹介します。

西村 清佳

執筆者:西村 清佳

イタリア語ガイド

品物は取ってもらうのがマナー

店内写真

ショッピングを楽しむイタリア人女性(ガイド撮影)

もしも店内で気になるものが見つかった時には、手に届くところに置いてあってもまずは店員さんに声をかけましょう。
あるいはショーウィンドーに飾ってあるものが見たければ、それも指し示して尋ねれば見せてくれます。

Posso vedere? ポッソ ヴェデーレ?
(見ても構いませんか?)

店員さんはまず自分で取ってから、その品物がお客さんにとって一番見やすいように、例えばスカーフだったら広げてくれたりして見せてくれます。

値段が見つからなければ聞くのがマナー

一流ブランド店では、値札が見れば分かるようになっていない品物もあるでしょう。そんな時にも自分で値札をガサガサ探してはいけません。一言、店員さんにQuanto fa? クアント ファ?(お幾らですか?)と聞けば、値札を出して示してくれるでしょう。ここで、ちょっと迷うので少し考える時間が欲しければ、Ci penso un pò. チ ペンソ ウンポ (少し考えます) と言えば、店員さんも品物を元に戻してくれます。

このようなお店では、店員さんとのコミュニケーションが鍵です。お店の方でも、一流品を買うのに相応しい客かどうか、そのブランドの良さを本当に分かっている客かどうかを見ながら応対しています。
日本のように店員さんが懇切丁寧に応対してくれるのと比べると、ちょっとお高くとまっているように見えるかもしれません。でも一流ブランドには、それだけ上質の一流品を作っているプライドと自信があるのです。こういう買い物の仕方には、慣れないと最初は戸惑ってしまうかもしれませんけれど、恥ずかしがらずに礼儀正しく振る舞うことでお客として扱ってもらえます。

是非、イタリアで自分にとっての一生ものを探してみて下さい。
最後のページは、ショッピングに役立つイタリア単語集です。
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