ハチミツとは?
ハチミツ
世界には、4000種類以上のハチミツがあると言われています。一匹のミツバチが、一生かけて作るハチミツの量は、わずかティースプーン1杯に満たないと言われていますので、その恩恵にあづかり、貴重な産物に感謝し、ミツバチからの贈り物を大切に頂きたいと常々考えています。
ハチミツの歴史
養蜂箱がたくさん並ぶ
古代ギリシャでは、ハチミツは神様と亡くなった人々の魂に捧げられていたようですし、哲学者のアリストテレスや医学者のヒポクラテスは、炎症や潰瘍、傷口などの軟骨に良いと提唱していました。
ハチミツには、強い殺菌力があり、古代エジプトのミイラ作りの防腐剤として使用されていたり、古代エジプト王室の象徴として貴重品だったようですし、クレオパトラは、肌のシミを取るため、ハチミツを使用していたと言う伝説もある事から、抗酸化作用が強く美容、アンチエイジングにも効果が高いと言われ続けているのもうなずけます。
ハチミツの使い方
ハチミツは、砂糖の約2/3のカロリーでビタミン、ミネラルをバランスよく含んでいますし、素材にも良く馴染むのでお料理にもとても使いやすい甘味料です。甘さを感じやすいので、白砂糖の半分の量で同じ程度の甘味を感じられると言われています。魚料理の場合、ハチミツに含まれている酸やグルコース、フルクトースによって魚の臭みを軽減すると言われていますし、肉料理の場合ハチミツに含まれている有機酸によって保水性が高まり、肉を柔らかくする性質があります。お醤油とハチミツなどに漬け込んだお肉や、砂糖の代わりにハチミツを入れた照り焼きもお勧めです。
また、リンゴやごぼうなどの変色を防いでくれる働きがありますので、酢水などではなく、ハチミツを加えてから絡めておくと、水溶性のビタミンの損失も少なく、とってもお勧めです。ごぼうなどのキンピラ料理には、ハチミツを使うと色も良く、照りが出て、しっとりとした味わいのキンピラに仕上がります。
私は毎朝、ヨーグルトにハチミツとオリーブオイルを加えて食べています。
ハチミツに含まれているグルコン酸には、大腸に直接届いてビフィズス菌を増やす働きがありますので、便秘解消にはもってこいの組み合わせです。
保存方法
ハチミツの保存方法
5℃~14℃になると結晶化してしまいやすくなるので18~24℃の温度での保存が最適です。またマイナス18℃以下になると、結晶化しにくくなるとも言われています。
結晶化してしまった場合は、レンジで温めたり、湯栓にかけると元のトローリとしたハチミツの状態に戻りますので是非試してみて下さい。
また加熱しすぎると色が濃くなったり、風味が失われてしまう事もあるので注意しましょう。
栄養成分
27種類のミネラルや良質なビタミンと22種類のアミノ酸、80種類の酵素、ポリフェノールやパロチンなどさまざまな成分が豊富に含まれていて、これらは、美肌作りにも欠かせない成分ですし、ハチミツに含まれるコリンやパントテン酸には、肝臓を強化する作用がありますので、二日酔いの予防、解消にも効果的です。飲む前に、飲んだ後にも進んで取りたい食品です。ミネラルの中でも、カリウムが多く含まれているので、むくみや高血圧の予防に効果的です。
また注意事項として、天然のハチミツにはボツリヌス菌が混入していることがあるため、胃腸が未発達の一歳未満の乳児には与えてはいけないという通達が1987年、当時の厚生省から出ていますので注意してください。
美容でも再注目!
ニューヨークでは、今、ハチミツが大ブームで、特にハチミツを使ったダイエットが注目されていて、その方法は、寝る1時間前に大さじ1杯程度のハチミツをお湯に溶かして飲むだけ。というとっても簡単な方法です。ニューヨークだけではなく、イギリスでもブームになっているというので、やらない手はないですね。是非、みなさまもさっそく今日から始めてみてください!