住宅ローン完済まで、平均何年かかった?
念願のマイホーム! 頑張って繰り上げ返済して早く返し終えようね!
アットホーム株式会社が、住宅ローンを完済したサラリーマンのパパ向けに、完済までの年数について調査をしたところ、平均13.7年だったそうです。
例えば、全体平均でイメージしてみると、「37歳の時に、約3,900万円の物件を親から約140万円の援助を受けて、頭金約1,440万円、ローン借入額約2,470万円で購入。当初の借入期間は、25年だったけれども、繰り上げ返済で約11年短縮し、借入から14年弱(51歳頃)で返し終えた。」という感じです。
新築・中古、一戸建て・マンションによって、違いはありますが、全体として「思った以上に早く返し終えている。」と感じました。この調査は、既に完済している方が対象なので、回答者は現在、50歳以上の方が多いと思います。ガイド平野の想像なのですが、借入当時の年収が高く、その後も給料の上昇が見込めた方も多かったのかもしれません。
借りた当初のローンの種類は、全期間固定型が最も多く52.2%、次いで変動型が15.9%、10年固定型が8.4%でした。この方々が借り入れた頃は、住宅ローンの金利も高かったので、「頑張って早く返さなくては!」という意識が、今以上に強かった可能性もあります。
住宅ローン完済の先輩に学ぶ!繰り上げ返済術
定年後は、住宅ローンのことを心配せずに楽しみたいね!
ガイド平野が、20~40代のご夫婦からライフプラン相談を受けていると、「当初借り入れる際は、25~35年の間くらいで返済期間を設定しても、繰り上げ返済を夫婦で頑張って、なんとか定年までに返し終えたい。」とおっしゃる方が多いです。物件価格や年収、頭金の額などは、さまざまですが、繰り上げ返済のコツは、ローンを完済した先輩方と共通する点も多いと思います。
前出の調査によると、繰り上げ返済の方法として最も割合が高かったのは、「節約」:52.2%でした。次いで「ボーナス」:32.5%、「退職金を充てた」:22.1%となっています。やはり、半数以上の方が節約をしているのですね。昇進した分や妻の収入を繰り上げ返済に充てる人も10%以上いることがわかりました。この他、6位以下には、「投資」:8.7%、「遺産」:4.2%、「転職」:2.8%が続き、なかには「宝くじが当たった」という方も1人(0.3%)いらしたそうです。
アットホーム『「住宅ローン完済」の実態調査』をもとにガイド平野が図表作成
ボーナスや退職金など、ある程度まとまったお金を繰り上げ返済に充てる場合、どのくらいの金額を充当していいか、迷って相談にいらっしゃる方も多いです。そのような時にライフプランを作ると大変便利です。「今年、○○万円繰り上げ返済したら、数年後家計がマイナスにならないかどうか。」など、将来も安心できる貯蓄残高を維持できるような、繰り上げ返済額にしましょう。
>>住宅ローン繰り上げ返済のために、どこを節約する?