伝法院通りで、お土産を探してみます
さて、浅草寺境内を後に、次は、伝法院通りを西(スカイツリーとは反対)のほうへ歩いて行きます。この辺りには、めずらしい物を売っているお店があるとのことなので、お土産を探すことにしました。
ハケ、ブラシ専門店『かなや刷子』
まず、立ち寄ったのが、大正3年創業の『かなや刷子(ブラシ)』さん。刷毛(ハケ)や刷子(ブラシ)の製造卸し販売を行っている会社の小売専門店です。
お店の中には、毛筆や絵筆、料理用のハケなど一般的な物から、漆塗りの職人さんが使う専用のハケなど、かなり専門的なものまで、相当な種類と数のブラシやハケが並んでいました。
馬毛を使った歯ブラシが人気
お店の人気商品で、お土産によさそうなが、馬毛を使った歯ブラシ。
普通の歯ブラシとの違いは、まず、毛にコシがあるのに柔らかく、使い込むと毛先が減ってきて、歯や歯茎を傷つけないそうです。しかも、毛が曲がりにくく、開きにくいので、普通の歯ブラシよりも長く使えるそうですよ。
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■かなや刷子 ホームページ
http://www.kanaya-brush.com/
次に、お邪魔したのは、舞台・ステージ衣装の専門店『メンズウェア カナメ』さん。
舞台・ステージ衣装の専門店『メンズウェア カナメ』
浅草芸人御用達のほか、カラオケ大会などで使うステージ衣装を買いに来るお客さんが多いそうです。
古くから寄席や演劇、映画の街として栄え、近年は、「浅草六区再生プロジェクト」などにより、再び芸能の街としての活力を取り戻しつつある浅草らしいお店といえるでしょう。
ひときわ目立っていたのが、この服!
寅さんの衣装を着た井上さんと、店主の西林さん
もちろん、フーテンの寅さんの衣装。井上さん、なかなか似合ってますね! ちなみに、寅さんの衣装は、上下(ジャケット・ズボン)セットです。
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■メンズウェア カナメ
住所:台東区浅草2-3-7
TEL:03-3843-3027
定休日:不定休
地図 → いつもNAVI
浅草名物「どぜう鍋」をいただきます!
伝法院通りをまっすぐ進むと、浅草六区通りに入ります。この先にあるのが、“お笑い”の殿堂ともいわれる『浅草演芸ホール』。浅草演芸ホール
今日は、誰が出演しているのだろう?と気になりますね。
演芸ホールの裏手に進み、国際通りを渡ると、「道具街」として人気のある合羽橋。
本日、お昼をいただくのは、国際通りを渡って50mほどのところにある、明治35年頃の創業という『どぜう 飯田屋』さん。「どぜう」とは、もちろん「どじょう」のこと。
明治35年創業の『どぜう 飯田屋』
どじょうは、安くて栄養価が高い、江戸庶民に愛された味だそうですが、最近は口にする機会も少なく、食べたことがないという方も多いかもしれません。
『飯田屋』の「どぜう鍋 定食」は、ごはん、小鉢、お新香、お吸い物がついた定食。お鍋にはネギがついてきますが、さらにトッピング(別料金)で、ゴボウや豆腐を付けることができます。
どぜう鍋
まず、こんな感じで、割下とどじょうの入ったお鍋と、ネギがたっぷり入った木箱、トッピングが運ばれてきます
ネギ、ゴボウ、豆腐を上にのせて、煮込みます
ネギ、ゴボウ、豆腐を上にのせて、グツグツ煮込んでいきます。
ポイントは、あまり時間をかけて煮込みすぎると、どじょうが箸でつかめないほど、柔らかくなってしまうので注意。
甘辛い割下で煮込んだ、風味豊かな、どじょうをたっぷりいただき満足したところで、午後の散歩を開始します。
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■どぜう 飯田屋
住所:台東区西浅草3-3-2
TEL:03-3843-0881(代表)
営業時間:11:30~21:30(LO21:00)
定休日:水曜日
地図 → ぐるなび
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