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56歳現役!元ロッテのフランコ氏が再び日本に(2ページ目)

今年56歳、かつてロッテでプレーしたフリオ・フランコ氏が再び日本へ。しかも驚いたことに、現役選手としてである。

瀬戸口 仁

執筆者:瀬戸口 仁

野球・メジャーリーグガイド

メジャーリーグでは史上最年長本塁打をマーク

フリオ・フランコ氏が選手兼任監督として就任するチームは、プロ野球独立リーグであるルートイン・BCリーグの石川ミリオンスターズ。同チームの取締役を務める佐野滋紀氏が自身のツイッターで「フリオ・フランコと選手兼任監督として基本合意しました。56歳、未だ現役です! 金沢まで新幹線で来てね!」とファンに報告している。

フランコ氏は、1958年8月23日生まれだから、間違いなく56歳である。1982年にメジャーデビューを果たすと、1988年から91年にかけて4年連続でシルバースラッガー賞を受賞。1991年には打率.341で首位打者に輝いた。

1995年と1998年にはロッテでプレーし、ともにベストナインに選ばれた。とくに98年には外国人選手でありながらキャプテンを務め、強烈なリーダーシップを発揮し、ファンを熱狂させた。日本を離れた後、メジャーリーグに復帰し、2007年には48歳で史上最年長本塁打記録をマーク。メジャー通算23年間で2586安打を残した。

その後、メキシコや韓国でプレーし、2008年に現役を引退。2012年からメキシカンリーグで監督業をスタートさせたが、昨年5月に米独立リーグのフォートワース・キャッツで選手兼任監督に就任し、55歳にして現役復帰を果たしている。

ミリオンスターズには、今年から投手兼任コーチとして元インディアンズ、日本ハムの多田野数人も加入。元メジャーリーガーの2人が、盛り上げていきそうだ。

山本昌、そして、フランコ氏。同世代の人たちに勇気を与えるとともに、野球に携さわろうとしている若者たちへ希望を持たせてくれる存在である。
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