プロ野球/プロ野球 関連コラム

イチローに青木、ドラフト4位はスターの道という事実

ドラフトで何位指名を受けた選手が活躍しているのか? 過去のデータを紐解くと、“意外にも”と言っては失礼だが、ドラフトで4位指名を受けた選手が最も“結果”を残しているのだ。

瀬戸口 仁

執筆者:瀬戸口 仁

野球・メジャーリーグガイド

チームの主軸、顔がズラリと並ぶドラフト4位指名

イチローに青木を始め、ドラフト4位指名の選手は錚々たる顔ぶれ。

イチローに青木を始め、ドラフト4位指名の選手は錚々たる顔ぶれ。

今年もドラフト会議を経て、多くの若者たちが期待を胸にプロ野球の門を叩いた。ドラフトで上位指名を受けた選手は、契約金も年俸も高く、親孝行になったことだろう。しかし、上位指名イコール活躍できるほどプロの世界は甘くない。

では、ドラフトで何位指名を受けた選手が活躍しているのか? “意外にも”と言っては失礼だが、ドラフトで4位指名を受けた選手が最も“結果”を残しているのである。

その代表格は、何といってもイチロー(現ヤンキース)だろう。イチローは愛工大名電高から1992年のドラフト4位でオリックスに入団。1994年の史上初のシーズン200安打を達成し、大リーグ移籍後の活躍はご存知の通り。大リーグつながりでいくと、今季初めてワールドシリーズに出場した青木宣親(現ロイヤルズ)も2003年のドラフト4位指名(ヤクルト)だ。

現役選手で挙げると、多村仁(1994年、横浜)、和田一浩(1996年、西武)、森本稀哲(1998年、日本ハム)、川崎宗則(1999年、ダイエー)、栗山巧(2001年、西武)、亀井善行(2004年、巨人)らがいる。

過去に遡れば錚々たるメンバーが名を連ねる。川相昌弘(1982年、巨人)、本西厚博(1985年、阪急)、飯田哲也(1986年、ヤクルト)、藤井康雄(1986年、阪急)、初芝清(1988年、ロッテ)、前田智徳(1989年、広島)、鈴木尚典(1990年、大洋)、金本知憲(1991年、広島)、桧山進次郎(1991年、阪神)、坪井智哉(1997年、阪神)、赤星憲広(2000年、阪神)など、チームの主軸を任されたり、チームの顔となったりした選手ばかりなのだ。

>>なぜ4位指名にはスターが多いのか? その理由を考える

  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます