一般知識科目の要「情報通信・個人情報保護」
行政書士試験には基準点があり、それを超えなければ合格できません。一般知識科目は5肢択一式の14問中6問の正解がラインです。これをクリアするために、情報通信・個人情報保護(以下「この科目」とします)が重要です。なぜなら、他の一般知識科目の「文章読解」や「政治・経済・社会」と比べると、この科目は出題範囲が明確で、得点源になるからです。そこで、この科目でしっかりと得点できる方法を今回はご紹介します。なお、この記事は、この科目を一通り勉強した人が対象です。過去5年間(平成22年~平成26年)の出題傾向
まず出題数です。これまでこの科目は4問出題されてきましたが(平成22年~平成25年)、平成26年は1問減少して3問出題になりました。次に、出題内容ですが、個人情報保護法、行政機関個人情報保護法、情報公開法、IT用語、その他関連法令(プロバイダ責任制限法など)が出題されています。
【毎年出題】
情報通信・個人情報保護が得意科目になると、一般知識の不安がやわらぎ、法律科目に専念できます。
【ほぼ毎年出題】
・IT用語 (平成26年を除き毎年1問)
【隔年出題】
・行政機関個人情報保護法 (平成22年と平成23年1問、平成24年と平成25年は選択肢1つ)
【5年で2回程度の出題】
・情報公開法 (平成23年1問、平成25年1問+選択肢1つ)
【その他】
・上記以外の関連法令が毎年出題されています。
※同一の法律が出題されているわけではありません。
このように偏りがありますので、傾向に合わせて勉強をしていくべきです。
次のページでは、分野ごとに分析をした上で、対策をご紹介します。